エレニ・ダニリドゥ
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エレニ・ダニリドゥ |
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基本情報 |
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英語名 | Eleni Daniilidou |
国籍 | ![]() |
出身地 | 同・クレタ島 |
生年月日 | 1982年9月19日 |
身長 | 182cm |
体重 | 72kg |
利き手 | 右 |
バックハンド | 片手打ち |
ツアー経歴 |
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デビュー年 | 1996年 |
ツアー通算 | 5勝 |
シングルス | 4勝 |
ダブルス | 1勝 |
4大大会最高成績 |
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全豪 | 4回戦(2003) |
全仏 | 3回戦(2003) |
全英 | 4回戦(2002) |
全米 | 4回戦(2004) |
キャリア自己最高ランキング |
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シングルス | 14位 |
ダブルス | 21位 |
Template |
エレニ・ダニリドゥ(Eleni Daniilidou, Λένα Δανιηλίδου, 1982年9月19日 - )は、ギリシャ・クレタ島生まれの女子プロテニス選手。当地から登場した最初の本格的な女子テニス選手として、これまでにWTAツアーでシングルス4勝、ダブルス1勝を挙げる。シングルス自己最高ランキングは14位で(2003年5月12日付)、当地の女子テニス選手としては最高位を記録している。身長182cmの長身を生かしたサービス・アンド・ボレーを武器にする選手。右利き、バックハンド・ストロークは片手打ち。
女子テニスツアー下部組織の大会での下積み生活を経て、2001年から女子テニスツアーに本格参戦を開始する。同年の全仏オープンで4大大会にデビューし、全仏オープンでは予選の3回戦で止まったが、ウィンブルドンで予選3試合を勝ち上がって初の本戦出場を果たし、本戦2回戦で第6シードのアメリ・モレスモに挑戦した。続く全米オープンも予選を勝ち抜き、モニカ・セレシュとの3回戦まで勝ち進んだ。全米オープンの後、ダニリドゥは初めて世界ランキング100位以内に入る。
2002年にダニリドゥは急成長を遂げ、全豪オープンでは(4大大会で)2大会連続の3回戦に進出した。同年6月22日、ウィンブルドンの前哨戦であるオランダ・ハートゲンボッシュの大会でツアー初優勝を果たす。続くウィンブルドンで、エレニ・ダニリドゥはギリシャ人女子選手として初の4回戦進出を決めたが、第3シードのジェニファー・カプリアティに 1-6, 6-3, 1-6 で惜敗している。2003年の全豪オープンで自身2度目の4回戦進出を果たしたが、今度はセリーナ・ウィリアムズに 4-6, 1-6 で敗れた。
ダニリドゥは2003年と2004年の年頭に、ニュージーランド・オークランドの大会で2連覇を果たし、これで彼女のツアー優勝は3勝となった。2004年に故国ギリシャで行われたアテネ五輪では、女子シングルス3回戦でアナスタシア・ミスキナ(当年度の全仏オープン優勝者)に敗れた。五輪に続く全米オープンで、ダニリドゥは自身3度目の4大大会4回戦進出を果たすが、日本の浅越しのぶに 6-7, 6-4, 3-6 で敗れている。勝者となった浅越は、28歳にして初の4大大会ベスト8入りを決めた。
2005年はウィンブルドン1回戦で、先の全仏オープンに2勝目を挙げたばかりのジュスティーヌ・エナン・アーデンを 7-6, 2-6, 7-5 で破る活躍があり、自身2度目のウィンブルドン3回戦に勝ち進んだ。しかしシーズン後半に入ってから、右手首の故障に悩むようになり、全米オープンでは1回戦でマリア・シャラポワに完敗してしまった。
その後しばらく体調不良の時期が続いたが、2006年10月に韓国・ソウル大会の決勝で日本の杉山愛を 6-3, 2-6, 7-6 で破り、2年9ヶ月ぶりの女子ツアー4勝目を挙げた。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
カテゴリ: ギリシャのテニス選手 | 1982年生