オオミジンコ
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?オオミジンコ | ||||||||||||||||||||||
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![]() Female with egg |
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分類 | ||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||
Daphnia magna | ||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||
オオミジンコ | ||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||
water flea |
オオミジンコは、ミジンコ亜綱 ミジンコ下綱 ミジンコ目 異脚亜目 ミジンコ科 ミジンコ属に属する甲殻類である。体長1-5mmでメスが大きく、オスは一般的にメスよりも小さく赤みが強い傾向にある。オスの第1触角は、メスよりも長いのが特徴的で、手のようなものは遊泳脚とよばれる第2触角である。通常は、単為生殖で雌のみ(単為生殖卵あるいは夏卵:約400μm)で繁殖するが、冬季および夏季に雄を生じて、有性生殖により休眠卵(耐久卵、冬卵とも呼ばれる)を生じる。天然には、日本国内には生息しないが、琵琶湖などでの生息が確認されている(持ち込みによるものと言われているが、原因は不明)。
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[編集] 用途
観賞魚のえさとして利用されている(乾燥したもの)。また、化学物質の生態影響を調べる生物として利用される。OECDでは、化学品テストガイドラインとして(202)ミジンコ急性毒性試験、(211)ミジンコ繁殖試験が取り上げられている。日本では、OECDの勧告等により改正化審法(H16.4.1施行)により、試験項目として入ることになった。
[編集] 体のつくり
全身は透明であり、解剖をすることなく臓器等を見ることができる。
[編集] 関連項目
- 生態毒性
- OECD化学品テストガイドライン
- 化審法
[編集] 外部リンク
- Daphnia Genomics Consortium
- 淡水プランクトンのページ ミジンコ
- 宮城教育大学見上研究室のミジンコのページ
- 佐藤政雄さんのミジンコのページ
- 究極水田のプランクトン
- 全国水生生物調査
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