オバタリアン
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『オバタリアン』は、漫画家の堀田かつひこ作の4コマ漫画。1988年から1998年にかけて、竹書房から全13巻が刊行された(2000年以降、一部再販)。
語源は、1986年公開のホラー映画『バタリアン』から(オバ+バタリアン)。庶民的な中年女性を風刺したもので、特に世間に対し無神経に迷惑をかける姿を描いたものが多い。
ある新聞に採用された、おばさんのマナーへの憂いをつづった投書にこの語が用いられていたことから、一気に認知度をあげ、傍若無人な彼女たちを痛快に揶揄する言葉として多用されるようになった。現在では主にあつかましい中年女性を指す代名詞ともなっている。
当時政治家の土井たか子はこの言葉を逆手にとって愛用し、1989年の新語・流行語大賞では流行語部門の金賞に選ばれ、土井と堀田が共同受賞している。
フジテレビのゴールデンタイムスペシャル枠で『わてら陽気なオバタリアン』という番組が1990年から1992年にかけて放送されたことがあるが、これは直接は堀田かつひこの漫画と関係が無く、実写での演技が中心であった。同番組では後に男女公平への配慮から『オジタリアンの逆襲』という中年男性を風刺する番組を放送したこともあるが、こちらはオバタリアンほど認知されていない。が、単語『オジタリアン』はある程度の定着はしている。因みに『オジタリアン』という言葉は、ベジタリアンのベの字をオに変えた物である(オジ+ベジタリアン)。
サンライズ制作でテレビアニメ化されたこともあり、1990年4月3日にテレビ朝日で放送された。アニメ版はビデオ化もされ、現在でもインターネットオークションなどで中古販売されている。
「オバタリアン」は日本のレゲエ歌手 LITTLE BOOGIE MAN (現:BOGGIE MAN)のデビュー曲のタイトルでもある。1992年発売のアルバム『ニポニーズ・ラガマフィン』に収録され、1994年にシングル化された。この曲の内容も直接は堀田かつひこの漫画と関係は無い。
目次 |
[編集] 登場人物
- 絹代(声:片岡富枝)
- 良夫(声:富山敬)
- 聖子(声:佐々木優子)
- ミノル(声:坂本千夏)
- 広江(声:青木和代)
- 小百合(声:鳳芳野)
- パワーズ博士(声:上田敏也)
- エンマ大王(声:亀井三郎)
- 邦彦(声:堀川りょう)
[編集] アニメ版
[編集] スタッフ
[編集] 漫画
- 10巻 ISBN 4-88475-725-4
- 11巻 ISBN 4-88475-820-X
- 12巻 ISBN 4-8124-5056-X
- 13巻 ISBN 4-8124-5190-6
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