オルドヴァイ
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オルドヴァイ (Olduvai) は、タンザニアのオルドヴァイ渓谷にある遺跡で、多くの化石人骨や石器が見つかっている。
[編集] 概要
1959年、イギリスの人類学者ルイス・リーキーとメリー・リーキー夫妻が猿人のアウストラロピテクス・ボルセイ (Australopitheacus boisei) の化石人骨を発見し注目を集めた。その後、1964年に同じくルイス・リーキーによって原人のホモ・ハビリス (Homo habilis) の化石が発見され、人類進化の研究にとって最重要の遺跡の一つとなった。
また、多くの石器も発見されており、礫石器を主体としたこの石器文化はオルドヴァイ文化と呼ばれ、約180万年前までさかのぼるアフリカ最古級の旧石器文化であると考えられている。