カスタム
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カスタム(custom)とは、メーカーなどによって生産された商品を自分の趣味に応じて改造(カスタマイズ)すること。
カスタムを行う者をカスタマイザー(Customizer)と呼ぶ。
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[編集] 自動車、オートバイのケース
世界に一台だけの自動車(オートバイ)に乗りたい、所有したいという願望から自動車、オートバイに多くみられる。
エンジン、足回りなど性能に関する改造は特にチューニングなどとも呼ばれる。ステッカー・チューニングなどと揶揄される有名部品メーカーのステッカーを貼るだけのカスタムから、エンジン内部やサスペンションの構造まで改造する本格的なチューニングまで、その幅は広い。
また車内環境の充実を目的にした後付けのカーオーディオやカーナビゲーションなどの電装系の追加・変更、ドレスアップを目的として内装・外装に手を加えることもその範疇に入る。
このような既製車両をカスタムしたものは改造車(またはカスタムカー、カスタムバイク)と呼ばれ、カスタムカー、カスタムバイクのショーが開かれるなど、その認知度は上がって来ている。違法改造とは区別されつつあるが、違法改造を施した車両はまだまだ多く、中には暴走族専門のようなカスタム・ショップもあるのは事実である。
ダイハツ工業が製造販売する自動車の一部車種では、趣味性の高いパーツを組み合わせたスポーティモデルを「○○カスタム」として銘打ち発売している。
[編集] 遊戯銃のケース
遊戯銃において、「改造」という言葉は、かつてのモデルガン・エアガンの違法改造を想起させるとして避けられる傾向がある(モデルガンの項参照)。
上記の自動車、バイクのケース同様その幅は広く、照準器やグリップ、引金等の操作系に関わるものから、エアソフトガンにおける銃身の固定方法の見直し等、性能に関わるものまである。サバイバルゲームでの実用性を考慮した迷彩塗装のような、特定の競技特有のものもある。また、外装に実銃パーツを使用することにより、質感や所有する喜びを高めるカスタムも存在する。
[編集] パーソナルコンピュータのケース
パーソナルコンピュータにおいては、大きく分けてソフトウェア側とハードウェア側の二通りのカスタムがある。
ソフトウェア側のカスタムは、使用者の好みの状態に合わせるためにオペレーティングシステムの各種設定を変更したり、その目的を満たすソフトウェアのインストールを行うなどの行為がその例となる。
ハードウェア側のカスタムでは、CPU、マザーボード、メモリ、ビデオカードやサウンドカード、ハードディスクドライブなどの記憶装置といったパソコン本体のハードウェア構成を自分好みに組み合わせ、オリジナルマシンを作り上げるといったことが挙げられる。(これに関しては、自作パソコンに詳しい)