ガブリエル・ポペスク
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ガブリエル・ポペスク(Gabriel Popescu、1973年12月25日 - )は、ルーマニア出身の元同国代表、Jリーグ・ジェフユナイテッド市原・千葉所属していた元サッカー選手(MF)。
有名なゲオルゲ・ポペスクとは別人。但しほぼ同時期に共にルーマニア代表を努めた経験がある。ここでは紛らわしいのでファーストネーム、ガブリエルで言及する。
ガブリエルは1998年のフランスW杯にレギュラーとしてゲオルゲ・ハジらと共に出場。この大会のルーマニア代表は、全員一斉にブリーチを施した金髪軍団として有名だが、ガブリエルもこの一員となっている。2005年に千葉へ元市原監督のニコラエ・ザムフィールのお墨付きで水原三星ブルーウィングス(韓国)から移籍(結果としてサンドロとのトレードのような形だった)。
千葉ではチームでも屈指の決定力とテクニックを持つが、同じポジションの羽生直剛や工藤浩平との兼ね合いから出場機会は決して多くない。しかし、ヤマザキナビスコカップでは5得点(予選リーグ4得点、準決勝1得点)を決め、リーグ戦でも10月22日の28節ヴィッセル神戸戦で初得点を決め、ヤマザキナビスコカップ決勝にもスタメンで出場し、千葉の同大会優勝に貢献した。
そして、惜しまれながら2005年12月に現役引退を発表した。
[編集] 選手経歴
- エレクトロプテレ(ルーマニア) 1991-1993
- ウニヴェルシタテア・クライオヴァ(ルーマニア) 1993-1996
- UDサラマンカ(スペイン) 1996-1998
- バレンシア(スペイン) 1998-2000
- ナショナル・ブカレスト(ルーマニア) 2000-2002
- 水原三星ブルーウィングス(韓国) 2002-2004
- ジェフユナイテッド市原・千葉(日本)) 2005
[編集] 代表歴
- ルーマニアU-21代表(37試合 6得点)
- ルーマニア代表(14試合 1得点)