キングズクロス駅
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運営 | |
経営会社 | ネットワーク・レイル |
位置 | |
地区 | キングズ・クロス |
行政区 | カムデン |
統計 | |
年間利用者数 | 4913.7万 |
ゾーン | 1 |
ホームの数 | 11 |
歴史 | |
創業 | 1852年 |
ロンドンの交通 |
キングズクロス駅(King's Cross railway station)は、イギリスの大ロンドン中央部にある鉄道駅である。カムデン特別区、キングズクロス区に位置していて、セント・パンクラス駅に直接隣接している。イーストコースト本線(en:East Coast Main Line)の南部終着駅である。スコットランドなどへ向かう列車が多く出発する。この駅はGreat Northern RailwayとEast Coast Main Lineの終着駅として1852年に開設された。小規模な鉄道の集合体であった英国鉄道が4つの大きな私鉄に統合された大合併以後は、East Coast Main Lineを担当するLNER(London & North Eastern Railway)のターミナルとなった。この駅を毎日10時ちょうどに出発するエジンバラ行きの急行列車、フライング・スコッツマンは、East Coast Main Lineの看板列車であり、戦時中も定時発車を守り通したことでも有名。
この駅はケンブリッジ、ヨーク、ダラム、ニューカッスル・アポン・タイン 及び エディンバラを含む、イギリス北東部への路線をサービスしている。キングズクロス駅は Tube ネットワーク上の主要な乗換え駅、キングズ・クロス・セント・パンクラス駅として知られている主要な地下鉄駅も組み込まれている。
目次 |
[編集] フィクションにおける登場
[編集] ハリー・ポッタ-
実在する駅であるが、小説『ハリー・ポッター』に登場する。ハリーたちは、この駅の「9と3/4番線」からホグワーツに出発することになっている。むろん、実際は「9と3/4番線」なるものは存在しない。キングズクロス駅の9番線と10番線の間には実際にはホームは無く、映画で9と3/4番線として使用されているのは、6番線と7番線の間のホームである。また、駅の外観はキングズクロス駅ではなく、隣接するセント・パンクラス駅が使われている。
[編集] 特記事項
『ハリー・ポッター』が世界的なベストセラーとなったため、キングズクロス駅には本や映画を見た人達から「「9と3/4番線」は本当に存在するのか?」等の問い合わせや、見学に訪れる人が相次いだ。このため駅では「9と3/4番線」の看板を実際に作成し、9番線と10番線の間の柵の上に掲げている。