クーロン
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クーロン | |
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記号 | C |
系 | 国際単位系(組立単位) |
量 | 電荷 |
定義 | 1Aの電流が1sの間に運ぶ電荷 |
SI | {{{SI}}} |
クーロン(coulomb、記号C)は、電荷のSIの単位である。クーロンという名称は、フランスの物理学者、シャルル・ド・クーロンの名にちなむ。
現在のクーロンの定義はアンペアに基づくもので、1秒間に1アンペアの電流によって運ばれる電荷(電気量)が1クーロンとなる。それは、電子が持つ電荷(電気素量)の6.241506×1018倍である。元々の定義は、2つの点電荷を1メートルの距離においたときに、8.98755×109ニュートンの力が働くときの電荷というものであった。
1988年にジョセフソン定数とフォン・クリッツィング定数の協定値が与えられたことにより、これらのクーロンの代替の(ただしまだ公式ではない)定義のためにこれら2つの値(KJ ≡ 4.835 979×1014 Hz/V, RK ≡ 2.5812807×104 Ω)を用いることが可能となった。それによれば、1クーロンは正確に電気素量の6.24150962915265×1018倍の値となる。
しばしばクーロンは1モルの、すなわちアボガドロ定数個(約6.022×1023個)の電子が持つ電荷として定義されていると説明されることがあるが、これは完全に誤っている。1モルの電子が持つ電荷はファラデー定数という。アボガドロ数(NA)に関して言うなら、1クーロンは電気素量の1.036 × NA × 10-5倍の電荷となる。
名称 | 記号 | 次元 | 物理量 |
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アンペア(SI基本単位) | A | A | 電流 |
クーロン | C | A·s | 電荷・電気量 |
ボルト | V | J/C = kg·m2·s−3·A−1 | 電圧・電位 |
オーム | Ω | V/A = kg·m2·s−3·A−2 | 電気抵抗・インピーダンス・リアクタンス |
オーム・メートル | Ω·m | kg·m3·s−3·A−2 | 電気抵抗率 |
ワット | W | V·A = kg·m2·s−3 | 電力・放射束 |
ファラド | F | C/V = kg−1·m−2·A2·s4 | 静電容量 |
ファラド毎メートル | F/m | kg−1·m−3·A2·s4 | 誘電率 |
逆ファラド(ダラフ) | F−1 | kg1·m2·A−2·s−4 | エラスタンス |
ジーメンス | S | Ω−1 = kg−1·m−2·s3·A2 | コンダクタンス・アドミタンス・サセプタンス |
ジーメンス毎メートル | S/m | kg−1·m−3·s3·A2 | 電気伝導度 |
ウェーバ | Wb | V·s = kg·m2·s−2·A−1 | 磁束 |
テスラ | T | Wb/m2 = kg·s−2·A−1 | 磁束密度 |
アンペア毎メートル | A/m | m−1·A | 磁場(磁場の強さ) |
アンペア毎ウェーバ | A/Wb | kg−1·m−2·s2·A2 | リラクタンス |
ヘンリー | H | Wb/A = V·s/A = kg·m2·s−2·A−2 | インダクタンス |
ヘンリー毎メートル | H/m | kg·m·s−2·A−2 | 透磁率 |
(無次元数) | χ | - | 磁気感受率 |
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