コサキンルーの怒んないで聞いて!!
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『コサキンルーの怒んないで聞いて!!』(こさきんるー-おこ-き-)は1993年10月から半年間、TBS系全国ネット「ザッツ!」枠で毎週水曜日19:00~19:54(JST)に放送されたバラエティ番組である。
[編集] 番組概要
ラジオ番組コサキンDEワァオ!の企画をそのままテレビ番組にアレンジした番組で、司会は小堺一機・関根勤、ルー大柴が務めた。構成作家にはラジオ担当の4人のほか、君塚良一も迎えている。 主なコーナーとして、『おはがきカーニバル』『パチパチ7』『秀治の部屋(後に『秀治と嫁さん』に発展)』、『初めての女装コンテスト』など。
[編集] コーナー概要
- 『おはがきカーニバル』
視聴者からの葉書を元に構成される、所謂投稿コーナー。そのコーナーの中にも回文を募集する「のものもの」、様々な曲のフレーズを使った「CD大作戦」等の小コーナーが集結しており、コーナー毎に寄せられたネタ葉書を紹介していく。
- 『パチパチ7』
大柴が謎のヒーローパチパチ7に扮しロケを敢行。一般の方を相手に、賞金(賞品)を賭けゲームをする。
- 『パチパチ7』ルール
- 複数の参加者を横一列に並べ、1から順番に一人一つずつ数字を言っていく。途中で7・7の倍数・7がつく数字(17、27等)にあたったら、数字を言わずに「パチ」と手を打つ。それらの数字を言った場合は「アウチ」(当コーナーではアウトのことをこう表現した)となる。テンポを徐々に速くしていき、最後まで残った者が優勝。
- 『初めての女装コンテスト』
女装をした事がない、してみたいという視聴者を募集、女装をさせてスタジオでその出来を競い合うというコーナー。最終回は「芸能人大会」を開催した(『秀治と嫁さん』にレギュラー出演していた水谷あつしも、参加者として登場)。
- 『秀治の部屋』
関根が得意の物真似・大滝秀治に扮し、大滝の架空の日常を(関根の想像で)繰り広げるショートコント。
- 『秀治と嫁さん』
『秀治の部屋』の発展系コメディコント。息子の嫁・かず子に扮した小堺と、壮絶(?)な嫁舅バトルを展開。毎週、週変わりでゲストに女優を迎え、秀治と竜二が飲みに来る居酒屋の女将を演じていた。
- 『秀治と嫁さん』登場人物
- 秀治 (関根勤)
大物俳優。頑固者だが、息子の嫁・かず子にはいつもいびられている。時には大喧嘩(バスケや雪上ボーリングで対決)する事も。将棋が趣味で、部屋には将棋の駒(王将)の置物が飾ってある(小物入れも兼ねている)。自宅の傍にはいくつも居酒屋が存在しているらしく、夜は場所を変えつつそこで一杯やるのも楽しみの一つ。妻には随分前に先立たれている。
- かず子 (小堺一機)
秀治の息子・柴夫の嫁。意外と筋肉質。嫁としては、全く舅を敬わない所謂鬼嫁。とことん秀治を邪険にし、柴夫を尻に敷く。秀治の事は「金蔓」くらいにしか思っていない節がある。
- 柴夫 (ルー大柴)
秀治の息子で、普通のサラリーマン。気が弱い故にかず子に頭が上がらず、秀治とかず子の間で右往左往している。
- 守くん (えなりかずき)
謎の少年。兎に角謎。大滝家でも、居酒屋でも、スキー場でも、一悶着起きている場面にどこからともなく「ちょっといいですか?」と現れて、解決策を提供してくれる。
- 竜二 (水谷あつし)
秀治が立ち寄る居酒屋に必ず先着していて、独り酒を嗜んでいる。言葉数少なで物静かな二枚目だが、そのキャラクターとは裏腹に、突然素っ頓狂な言動をして、周囲を唖然とさせる事も。何故か大滝一家が行ったスキー場にも現れ、「秀治チーム」として対決に参加していた。名前入りのマイ羽子板を所有している。