サンダードラゴン
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サンダードラゴン
- 田宮模型(現・タミヤ)から発売された電動ラジオコントロールカー(RCカー)のこと。本項で詳述。
- NMKが開発しテクモが販売した、アーケードゲーム。ジャンルは縦スクロールシューティングゲーム。1991年稼動開始。
RCカーは1988年3月10日発売 キット価格は13,800円。
当初は月刊コロコロコミック誌上通販限定オリジナルボディとして発売されていたが、前年に発売されたサンダーショットと同一のシャーシに搭載されてキットとして発売された。ドラゴンシリーズ(後述)としては初のフルキットモデルとなる。
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[編集] メカニズム
- ボディ:ポリカーボネート製
- シャーシ構造:ABS樹脂製バスタブモノコック構造
- モーター:マブチRS-540SH付属
- サスペンション:ダブルウィッシュボーン、オイル封入式ダンパー装備
- タイヤ:スパイクパターン中空ラバータイヤ
- 駆動方式:シャフト駆動式四輪駆動
[編集] ホットショットからの進化
シャーシは前述の通りサンダーショットと同じシャーシを使用している。このシャーシは3分割ステアリングワイパーの装備により、それ以前のホットショット系列のモデルに比べ車高が下がった時のトー角の変化が少なく、旋回能力も格段に良くなっている。またギヤの配置を変更することによりフロントギヤボックス内部のギヤを1枚減らすことができ、駆動ロスが少なくなっている。また性能アップしたにもかかわらず、キット価格がブーメランの15,800円に対し2,000円も安くなっていることも特筆する点と言える。
[編集] ドラゴンシリーズ
当時、月刊コロコロコミックで連載されていた大林かおるの作品『ラジコンボーイ』に登場したオリジナルボディのシリーズが「ドラゴンシリーズ」である。登場順にスーパードラゴン、ファイヤードラゴン、サンダードラゴン、セイントドラゴンの全4種類。当初は登場順にコロコロコミック誌上での通販限定でホーネット用のスペアボディとして発売された。のちにサンダードラゴンとファイヤードラゴンはフルキットで、スーパードラゴンはボディセットとして一般発売された。なお、セイントドラゴンだけは誌上通販のみで一般には販売されなかったため貴重なモデルとなっている。
参考として、同作者の次作ラジコンリッキーには白に赤いラインという色違いのセイントドラゴンが登場し、こちらはマッドキャップのシャーシに搭載されフルキットで発売された。また終盤にはドラゴントルネードというボディが登場した。
[編集] 弟分レーサーミニ四駆
ミニ四駆は1987年12月8日発売 価格は600円。
弟分であるサンダードラゴンJr.はレーサーミニ四駆シリーズのNo.8としてRCモデルに先駆け発売されている。ミニ四駆としてはNo.7のスーパードラゴンに継ぐ2番目のキット化となる。シャーシはタイプ1と呼ばれる最初期のシャーシを使用しているが、このモデル発売前後からフロントバンパーにローラーを装備出来るように金型が改修されている。
2005年6月には、『レーサーミニ四駆メモリアルボックス Vol.2』として他のドラゴンシリーズと共に再販された。