シナイ半島
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シナイ半島(Shibh Jazīrat Sīnā' شبه جزيرة سيناء)は、西アジアのアラビア半島とアフリカ大陸北東部の間にある半島。北は地中海、南は紅海、東はアカバ湾、西はスエズ湾にそれぞれ面している。現在エジプト領で、東端はイスラエルとの国境、西端にはスエズ運河がある。
[編集] 歴史
出エジプト後ヘブライ人らはシナイ半島へ渡り、モーセがシナイ山で十戒を授かったとされる。
古代におけるローマ帝国、東ローマ帝国の領土を経て、中世から近世にかけてウマイヤ朝、アッバース朝、ファーティマ朝、アイユーブ朝、マムルーク朝、オスマン帝国と興亡するイスラム王朝の領域へと次々と移り変わっていった。17世紀に入りオスマン帝国に陰りが見え始めた頃には、オスマン帝国から独立したムハンマド・アリーによるムハンマド・アリー朝の支配下に置かれる。
1952年のエジプト革命後、エジプト・アラブ共和国下に置かれたシナイ半島は、1967年の第三次中東戦争時にイスラエルの侵攻によって同国に占領されるも1979年にはエジプトに返還された。
[編集] 主な都市
- シャルム・エル・シェイク
- ダハブ
- ヌウェイバ
- エル・アリシュ
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