シランクス
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シランクス(仏語:Syrinx)は、クロード・ドビュッシーにより1913年に作曲された無伴奏フルート作品。19世紀末から20世紀前半に活躍したフランスの名フルート奏者、ルイ・フルーリーに献呈された。フルート奏者にとって不可欠の曲目と看做されている。
当初は、ガブリエル・ムレの未完の劇『プシシェ(Psyché)』の付随音楽として、舞台袖で演奏すべき小品として作曲され、もとは《パンの笛 Flûte de Pan 》と呼ばれていた。しかし、すでにドビュッシーの連作歌曲《ビリティスの歌 Chansons de Bilitis 》に同名の作品があることから、混同を避けて《シランクス》と改名された。
シランクスとは、ギリシャ神話のニンフにしてアルテミスの従者、シュリンクスの名をフランス語読みしたものである。彼女は牧神パンに愛されてにじり寄られ、恐怖に駆られて逃げ惑ううちに葦に姿を変えたと言い伝えられている。パンはその葦を手折って葦笛シュリンクス(パンフルート)を作り、自らのトレードマークとした。
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