シーエス薬品
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シーエス薬品株式会社(しーえすやくひんかぶしきがいしゃ)は、愛知県名古屋市中区丸の内三丁目2番26号 に本社を置く、医薬品・医療機器・医療用検査試薬・一般用医薬品等の卸売販売をおこなう企業である。ノーシンなどの製品を販売する「アラクス」に出資している。
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[編集] 概要
- 代表取締役社長 木俣博文
- 資本金 890,212,500円
- 従業員数 961名
[編集] 医薬部外品製造事業
- 株式会社 中薬(関連会社)
[編集] 関連企業
- 医療コンサルティングサービス 株式会社 エム・イー・ジャパン
- 介護保険事業 サンケア21
- 減菌業務代行事業 MSS静岡
[編集] 沿史
- 昭和46年4月12日資本金1億円で「中薬株式会社」を設立
- 昭和47年6月津島市の中野薬品株式会社を吸収合併
- 昭和57年12月東京都の西村成光堂株式会社を吸収合併
- 昭和59年3月「株式会社加藤勘三郎商店」の営業権譲受
- 昭和61年3月「かねき株式会社」の営業権譲受
- 昭和61年4月名古屋市の大互薬品株式会社を吸収合併
- 平成2年11月岐阜県の豊田中薬株式会社を吸収合併
- 平成12年10月静岡県のサンアイ株式会社と合併し「シーエス薬品」と商号変更
- 平成14年2月「稲垣薬品興業」「小林大薬房」の一般用医薬品の営業圏を譲受
- 平成14年4月首都圏に医薬品の営業圏を「福神」に譲渡
- 平成17年4月 アルフレッサホールディングス株式会社と業務提携
- 平成17年10月福島県の「恒和薬品」の一般用医薬品の営業圏を譲受
- 平成18年7月大阪府の「ケーエスケー」の「一般用医薬品」の販売権を譲受
- 平成18年8月 ヘルスケア営業本部をアルフレッサホールディングス株式会社(アルフレッサ・安藤)から営業権を譲渡される
- 平成18年10月石川県の明祥から一般用医薬品の営業権を譲渡される
- 平成18年11月北海道の「モロオ」と一般用医薬品の薬業務提携
[編集] グループ卸業者
[編集] 2004年売上高(百万円)
- 愛知県 59051
- 静岡県 37101
- 岐阜県 10498
- 首都圏 6203
- 三重県 5010
[編集] 主な取引メーカー
- 武田薬品
- 第一三共
- 田辺製薬
- 大日本住友製薬
- アステラス
- 興和創薬
- 塩野義製薬
- 大塚製薬
- 中外製薬
- 久光
[編集] 中薬とサンアイの合併
- 中薬(代表取締役・荒川勘五郎)とサンアイ(代表取締役・木俣博文)は、2001年10月1日付で合併した。東京・静岡・愛知・岐阜・三重にまたがる商業圏を有し、平成11年3月期の売上高は、1152億7900万円となる。
- 1000億円を超える卸の誕生で、中京圏では「スズケン」「中北薬品」と肩を並べる。
- 広域4大卸にとって愛知県は「スズケン」を除いていずれも「泣き所」といわれていた。今回の地元卸同士の合併は、業務提携をしている「福神」にとって競合他社に先駆けてプレゼンス強化を図る。
- 中薬は関連会社に頭痛薬ノーシン・便秘薬カイベールCなどの製品を有する製薬会社アラクス(代表取締役・荒川慎太郎)があり、サンアイは薬粧事業にも強く、さらに介護事業や医療用機器の滅菌事業も手掛けていることから、両社の合併によりユーザーサポート面での総合力強化される。
- 合併比率は中薬1株にサンアイ0.5株を割り当てる
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