シービスケット

シービスケット
サンタアニタパークにある銅像（1942年4月6日）
性別	牡
毛色	鹿毛
品種	サラブレッド
生誕	1933年 5月23日
死没	1947年 5月17日
父	ハードタック
母	スウィングオン
生産	Wheatley Stable
生国	アメリカ合衆国
馬主	Wheatley Stable Charles S.Howard Mrs.Charles S.Howard
調教師	V.Mara（米） →G.Tappen（米） →Jim Fitzsimmons（米） →Tom Smith（米）
競走成績	89戦33勝（中央）
獲得賞金	437,730ドル
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シービスケット（Seabiscuit）は、アメリカ合衆国の競走馬。大きな人気があり、この競走馬とそれに関わる人達を描いた小説および映画（シービスケット）がある。

[編集] 戦績

馬名のSeabiscuitとは「海軍用の乾パン」のこと。これは父のハードタック（乾パンの意）からの連想である。

1933年5月23日にケンタッキー州のクレイボーンファームで生まれた。

3歳時は35戦5勝。初勝利までに、18戦を要した。

4歳時には23戦9勝。

5歳時に15戦11勝。サンタアニタハンデキャップ2着の後、サンファンカピストラーノハンデキャップから、マサチューセッツハンデキャップまで7連勝。さらに3着をはさんで3連勝。

6歳時には、11戦6勝。サンタアニタハンデキャップでは59kgの酷量を課され、この年もハナ差で2着惜敗。その後、開場されたばかりのハリウッドパーク競馬場にてハリウッドゴールドカップに勝利、続いてデルマー競馬場で行われた、ビング・クロスビーの所有馬リガロティとのマッチレースにも勝利、また11月にはピムリコ競馬場で、アメリカクラシック三冠馬ウォーアドミラルとのマッチレースを行い、勝利を収めた。

7歳時には1戦のみ。サンタアニタハンデキャップを前に、靱帯を痛めたため長期休養を余儀なくされた。

8歳時には、4戦2勝。最終戦のサンタアニタハンデキャップで勝利を収め、引退し種牡馬となった。

現在では牡系としては血を残してはおらず、母の血統をたどると見つけられる程度。一例としては、トミケンブライト（東京3歳優駿牝馬、エメラルドカップ、OROカップ）の6代母Dressed Upの父がSeabiscuitである。

当時のピムリコスペシャル（1943年の決勝線）

1937年 - マサチューセッツハンデキャップ
1938年 - ピムリコスペシャルハンデキャップ、ハリウッドゴールドカップハンデキャップステークス、リガロティとのマッチレース勝利（デルマー競馬場）、ウォーアドミラルとのマッチレース勝利（ピムリコ競馬場）
1940年 - サンタアニタハンデキャップ

シービスケットの血統　（マンノウォー系／St.Simon5×4=9.38% Hindoo5×5=6.25% Rock Sand3×4=18.75%（父内））
父 Hard Tack 1926年　栗毛	Man o'War 1917年　栗毛	Fair Play	Hastings
			Fairy Gold
		Mahubah	Rock Sand
			Merry Token
	Tea Biscuit 1912年　栗毛	Rock Sand	Sainfoin
			Roquetbrune
		Tea's Over	Hanover
			Tea Rose
母 Swing On 1926年　鹿毛	Whisk Broom 1907年　栗毛	Broomstick	Ben Brush
			Elf
		Audience	Sir Dixon
			Sallie Mcclelland
	Balance 1919年　鹿毛	Rabelais	St.Simon
			Satirical
		Balancoire	Meddler
			Ballantrae F-No.5-j

ローラ・ヒレンブランドによって2001年にアメリカで本が出版された。大恐慌時代に活躍した競走馬シービスケットを取り巻く人々を描く。

2003年にアメリカで映画「シービスケット」が公開された。日本では2004年 1月24日に公開された。