ジャンバラヤ
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ジャンバラヤ(jambalaya)は米を使ったケイジャン・サンニスミン料理の一つ。おそらく、スペイン料理のパエリャに起源があり、ルイジアナ買収でアメリカ領になった地域を一時期支配していたスペイン人によってもたらされたものと考えられる。また、ハンク・ウィリアムスの曲(カーペンターズなどがカバーしている)にもこの料理のことを歌った「ジャンバラヤ」という曲がある。この歌は、「この料理を食べて友を送り出そう」といった内容の歌である。
ジャンバラヤは主に米と野菜と肉がメインである。他に、燻製ソーセージ(andouille)、玉ねぎ、ピーマン、セロリ、ニンジンといったものを入れる。ソーセージのほかにさらに豚肉や魚介類(海老やイカ)を入れる場合もある。ケイジャン風のジャンバラヤはルーで作るのに対して、クレオール風のジャンバラヤはトマトベースの味付けである。
ジャンバラヤの作り方は、おおまかにいって以下のとおりである。
- 米をざっと洗ってざるにあげ、水気を切っておく。
- 鍋に油を熱し、鶏肉とソーセージを炒めて取り出す。
- 同じ鍋にタマネギ、セロリ、ピーマンを入れ、塩、コショウ(唐辛子)を加え、中火でかき混ぜながらタマネギが柔かくあめ色になるまで炒める。
- ニンニク、トマト、タイム、タバスコを加え、さらに5分ほど炒める。鶏肉とソーセージを鍋に戻し、白ワインを入れよく混ぜる。フタをして弱火で15分〜20分煮込む。
- 米を加えよく混ぜ、半透明になるまで炒める。
- ブイヨンをお湯で溶いたチキンスープを加えてよく混ぜる。
- 炊き上がったらフタをしたまま10分ほど蒸らす。
労働者や漁師達が食べていた庶民的な料理で、唐辛子を使う物が多くニューオーリンズ特有の食材を使った料理である。
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