ジョイス・ハット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クラシック音楽 |
---|
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ |
ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 |
ルネサンス - バロック |
古典派 - ロマン派 |
近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 |
木管楽器 - 金管楽器 |
打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 |
指揮者 - 演奏家 |
オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 |
宗教音楽 |
メタ |
ポータル - プロジェクト |
カテゴリ |
ジョイス・ハット(Joyce Hatto, 1928年 - 2006年6月30日)はイギリスの名女流ピアニスト。
[編集] 略歴
フェルッチョ・ブゾーニの孫弟子にあたり、アルフレッド・コルトーにもレッスンを受けた。作曲をヒンデミットやブーランジェにも師事したが、作曲作品は確認されていない。アーノルド・バックスの親友でもあり、当然彼のピアノ作品の録音がある。
ガン治療のためにステージ活動をリタイヤして21年以上経ったが、グレン・グールドと同じようにスタジオ録音のみで真価を問う事をはじめてから、録音したCDは121枚にも上り、ショパンエチュードに至っては二種の録音が存在する。近年、ショパン=ゴドフスキーの練習曲全集をリリースし、75歳での録音は最高齢記録を達成したとして世界中で話題になる。録音活動は亡くなるまで続けられた。ペトリ譲りの新即物主義的アーティキュレーションと、つめたい氷のような音色が特徴である。
2006年に長年患ったガン治療による副作用で没。享年七十七。最後のCDリリースは、オリヴィエ・メシアンの幼子イエスへの20のまなざし全曲であった。当然、世界最高齢録音でもあった。
なお、ハットの名によるCDの一部について他の演奏者の演奏ではないかとの指摘がある。指摘やその後の報道の詳細は後記外部リンク又はウィキペディア英語版を参照されたい
[編集] 外部リンク(ウィキペディア英語版から引用)
- Gramophone: "Masterpieces or Fakes? The Joyce Hatto Scandal," published February 15, 2007
- "Joyce Hatto - The Ultimate Recording Hoax" on PristineClassical.com, released February 15, 2007
- Geoff Edgers, "Cherished music wasn't hers". Boston Globe, 27 February 2007.
- Gramophone: "'I did it for my wife' -- Joyce Hatto exclusive, William Barrington-Coupe confesses," published February 26, 2007
- Classics Today: "The Hatto Affair: 'I did it for my wife' -- David Hurwitz, published February 26, 2007
カテゴリ: イギリスのピアニスト | 1928年生 | 2006年没