ジョルジョ・ナポリターノ
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ジョルジョ・ナポリターノ(Giorgio Napolitano, 1925年6月29日 - )は、イタリアの政治家。左翼民主主義者所属。
2006年5月10日戦後第11代イタリア共和国大統領に選出された(在任: 2006年5月15日 - )。
元イタリア共産党幹部で現「左翼民主主義者」(DS)所属。終身上院議員。1991年に左翼民主党(PDS)に再編・改称された旧共産党の最高幹部の一人で、1992年-1994年に下院議長、1996年-1998年には内相を歴任した。
[編集] 経歴
1942年、非合法のナポリ大学学生共産党組織に加入し、反ファシスト地下闘争に参加。
1945年、イタリア共産党に入党し、ナポリ市党同盟書記となった。1953年、下院議員に選出された。共産党中央委員会に入り、1976年から1979年までは経済問題を担当し、1986年から1989年までは国際問題・対外政策委員会を率いた。
1989年から共産党の「影の外務相」であった。1991年に共産党から再編・改称した左翼民主党に入党。
1989年から1992年まで欧州議会議員、1992年から1994年まで下院議長。1996年から1998年の第1次ロマーノ・プローディ政権において内務相。2005年9月、カルロ・アゼーリオ・チャンピ大統領は、ナポリターノを終身上院議員に指名。
2006年5月10日、第11代イタリア共和国大統領に選出された。
[編集] パーソナル
邦訳に、E.J.ホブズボームとの共著『イタリア共産党との対話』(岩波新書、1976年)がある。青年時代、舞台芸術に関心を持ち、ナポリの劇場の1つの俳優だった。トマッゾ・ピニヤッチェリのペンネームで、ナポリ方言のソネット集を出版し、好評を得た。
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