スズキ・デスペラード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スズキ・デスペラード(Desperado)は、スズキが製造・販売していたクルーザータイプのオートバイ。シリーズ車種として400cc(普通自動二輪車)と800cc(大型自動二輪車)版の2車種が生産されていたが、2006年現在では生産を終了している。
目次 |
[編集] デスペラード400・400X
普通自動二輪車版のデスペラード400は、1996年5月より、ドラッグレーサーイメージのアメリカンモデルとして販売を開始された。搭載されるエンジンは、イントルーダー400と共通の水冷SOHCV型2気筒2バルブ。最高出力は38psを8500rpmで発揮していた。また、駆動方式はイントルーダーとは異なり、シャフトドライブからチェーンに変更されていた。特徴的なのは、国産クルーザーとしては初めて倒立式のフロントフォークを採用していたことであった。翌年4月には、最高出力が5psアップされ、小型ウインカーの採用など、細部を変更するマイナーチェンジが行われた。バリエーションは標準型と、ビキニカウルを装備した「X」の2種類であったが、1999年には、より高級感を前面に押し出したバリエーションモデル「デスペラードワインダー」が追加された。
[編集] デスペラード800・800X
400cc版の兄貴分となるデスペラード800は、1996年11月より販売が開始された。車体は400cc版と共通だが、エンジンの排気量が50psを発揮する800ccとなり、よりトルクフルな走りを実現していた。
[編集] 車名の由来
デスペラードは、英語で「ならず者」、「無法者」などを意味する語。
[編集] アフターパーツについて
アフターパーツは現在ほとんど存在しない。 現在でも販売している場所は〔オート リメッサ〕〔VZ-CUSTOM〕等。 余談であるが、デスペラードのフロントフォークはV-MAXに流用できる。