スズキ・マイティボーイ
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マイティボーイ(MIGHTY BOY)はかつて生産されたスズキのボンネット型軽トラックである。
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[編集] 概要
2代目セルボをベースにしており、当時の車両本体価格は45万円で四輪車ではもっとも安かった。
旧車として扱われる車種だが、その独特なスタイルから未だに高い人気がある。アフターマーケットであるインターネットオークションでは取引が活発であり、上記SS40系の2代目からのセルボや現在のアルトやワゴンR、2代目キャロル等の部品取り車からのF5A、F6Aエンジンのスワップ、ブレーキ含む足回り丸ごと交換によるレストアが盛んである。また、カスタムカーのベースとしてもよく使用される。
[編集] 歴史
- 1983年2月 新登場。セルボが角目ライトなのに対しマイティボーイは丸目ライト(廉価なシールドビーム式)となっている。グレードはLタイプとAタイプの2種類。Lタイプのデッキ部分にはデッキカバーと言われる幌が付く。
- 1985年2月 マイナーチェンジ。ライトが角目に変更。Lタイプに標準で付いていたデッキカバーは廃止され代わりにデッキ部分からルーフにかけてレールが装着された。Lタイプのみフロントディスクブレーキ、5速MT、トリップメーター、タコメーター等が標準で装備される。
- 1988年1月 生産中止。
[編集] CM
TVCMには赤坂泰彦が所属していたことでも知られる東京JAPが出演しており、キャッチコピーは「スズキのマー坊とでも呼んでくれ」であった。このことから、ファンからは「マー坊」という愛称で親しまれている。なお後期型のCMでは三宅裕司らが所属する劇団「スーパー・エキセントリック・シアター」の面々が出演していた。