ダノン
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ダノン(Groupe Danone SA, ジェルペダノン株式会社)は、フランスに本社をおく国際的な食品関連企業。ヨーグルトやミネラルウォーター、シリアル食品やビスケットなどの製品を世界的に製造・販売している。2004年の売上高は137億ユーロ。
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[編集] 歴史と概要
ダノンの歴史は、1919年にアイザック・カラッソによってスペイン・バルセロナに設立された小さなヨーグルト工場から始まった。当時は、バルカン半島について西ヨーロッパではあまり知られていなかった時代であったため、そのヨーグルトは独特なものであった。工場の名前は、アイザックの息子ダニエルのあだ名からとって「ダノン(Danone)」とした。
10年後、最初のフランスでの工場ができたが、第二次世界大戦の間に、ダニエルは会社をニューヨークに移し、ダノン・ミルク(Dannon Milk Products Inc.)を設立した。彼はよりアメリカ風な発音になるように、ブランド名をDannonに変えてしまっていたのだ。1958年に本社をパリにもどし、現在まで続いている。
ここ数年の「無脂肪ヨーグルト(fatless yoghurt)」のキャンペーンのおかげで、スペインでは、「細くて引き締まった、モデルのようなボディ」という意味のcuerpo Danone("ダノン・ボディ")という俗語ができた。
また、2005年夏現在、米ペプシコーラによる買収の噂があるが、ダノンおよびフランス政府は対抗する意思を表明している。
[編集] ブランド
- ダノン(Danone)
- エビアン (Evian) - ミネラルウォーターのブランド
- LU - ビスケットやシリアル食品のブランド
[編集] 日本でのダノン
[編集] カルピス味の素ダノン株式会社
ダノンブランドを展開する日本法人として、味の素およびカルピスとの合弁により、「カルピス味の素ダノン株式会社」を設立し、ダノンブランドのヨーグルト・デザートやカルピスブランドのチルド飲料を製造・販売している。(ダノン50%、カルピス30%、味の素20%出資)
また、この合弁と関連して、日本においての"エビアン"(Evian)・ミネラルウォーターの独占販売権をカルピスが取得しており、カルピス・味の素・伊藤忠商事による合弁会社「カルピス伊藤忠ミネラルウォーター株式会社」が日本におけるエビアンブランドのミネラルウォーターの販売者となっている。
[編集] ダノンウォーターズオブジャパン株式会社
ダノンのミネラルウォーターブランドである"エビアン"(Evian)および ヴォルヴィック(Volvic)ブランドの管理・マーケティングを行う日本法人。
[編集] キリンMCダノンウォーターズ株式会社
ボルヴィック(Volvic)ブランドのミネラルウォーターの日本における販売と、キリンビバレッジのウォータービジネスの強化を目的として、、三菱グループであるキリンビバレッジおよび三菱商事との合弁により、「キリンMCダノンウォーターズ株式会社」を設立し、"Volvic"および「アルカリイオンの水」ブランドの飲料水を販売している。(キリンビバレッジ51%、ダノン25%、三菱商事24%出資)
[編集] ヤクルト本社
ダノンは現在ヤクルト本社の株式20%を取得し、筆頭株主となっている。2004年より中華人民共和国やインドなど、海外の乳酸菌事業で提携が行われている。