ヤクルト本社
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
略称 | ヤクルト |
本社所在地 | 105-8660 東京都港区東新橋一丁目1番19号(通称:汐留) |
電話番号 | 03-3574-8960(大代表) |
設立 | 1955年(昭和30年)4月9日 |
業種 | 食料品 |
事業内容 | 食品、化粧品、医薬品 (主な製品を参照) |
代表者 | 堀澄也(代表取締役社長) |
資本金 | 311億1,765万円 |
売上高 | 連結:267,707百万円 単独:162,423百万円 (2006年3月期) |
従業員数 | 連結:14,584名 単独:2,472名 (2006年3月31日現在) |
決算期 | 3月末日 |
主要株主 | MLPFSノミニー/ダノン アジアホールディングス プライベート リミテッド 20.02% 松尚株式会社 6.55% 株式会社フジテレビジョン 3.69% |
主要子会社 | 株式会社ヤクルト球団 ヤクルト商事株式会社 他 |
関係する人物 | 代田稔、松園尚巳、桑原潤 |
外部リンク | http://www.yakult.co.jp/ |
株式会社ヤクルト本社(ヤクルトほんしゃ、英称: Yakult Honsha Co., Ltd. )は、乳酸菌飲料最大手であり、化粧品、医薬品も手がけるメーカーである。東京証券取引所第1部に上場、証券コードは2267。
プロ野球チーム「東京ヤクルトスワローズ」の親会社である。その為社員の中には杉浦享や萩原多賀彦等の元スワローズの選手が何人か在籍している。また、陸上部も有名。 マスコットキャラクターにヤックンとビッフィーがいる。
目次 |
[編集] 沿革
- 1930年 京都帝国大学の代田稔がラクトバチルス・カゼイ・シロタ株の強化、培養に成功。
- 1935年 福岡県福岡市で代田保護菌研究所のもとに製造・販売を開始。
- 1955年 株式会社ヤクルト本社設立(本社は東京都中央区八丁堀→1972年に汐留へ移転)。
- 1970年 プロ野球・ヤクルト球団の親会社となる。
- 1972年 いわゆるヤクルトレディによる「愛の訪問活動」を開始。
- 1980年 東京証券取引所第2部に上場。
- 1981年 東京証券取引所第1部に指定替え。
[編集] 製造拠点
[編集] 本社工場
- 札幌工場(北海道札幌市清田区・2007年4月閉鎖予定)
- 生産品目:原料液、ヤクルト類、ジョア、ソフール、ビフィーネ
- 福島工場(福島県福島市)
- 生産品目:原料液、ソフール、ビフィーネ
- 茨城工場(茨城県猿島郡五霞町)
- 生産品目:ヤクルト類
- 藤沢工場(神奈川県藤沢市・2007年4月閉鎖予定※)
- 生産品目:原料液、ヤクルト類
- 富士裾野工場(静岡県裾野市)
- 生産品目:原料液、ヤクルト類、ジョア、ソフール、ピュアラ、ビフィーネ、プレティオ
- 静岡工場(静岡県静岡市駿河区)
- 生産品目:ソフール
- 京都工場(京都府宇治市)
- 生産品目:原料液、ビフィーネ
- 福山工場(広島県福山市)
- 生産品目:原料液、ソフール
- 佐賀工場(佐賀県神埼市)
- 生産品目:ジョア、ビフィーネ、プレティオ
- 熊本工場(熊本県熊本市)
- 生産品目:原料液、ソフール、ピュアラ
※藤沢工場は化粧品専用工場とする
[編集] 子会社工場
- 岩手ヤクルト工場(岩手県盛岡市・2007年度に同県北上市へ移転予定)
- 千葉ヤクルト工場(千葉県四街道市)
- 愛知ヤクルト工場(愛知県日進市)
- 北陸ヤクルト工場(石川県石川郡野々市町・閉鎖予定)
- 大阪ヤクルト工場(大阪府寝屋川市)
- 神戸ヤクルト工場(兵庫県神戸市西区)
- 岡山ヤクルト工場(岡山県岡山市)
- 福岡ヤクルト工場(福岡県筑紫野市)
- 長崎ヤクルト工場(長崎県諫早市・閉鎖予定)
- いずれの子会社工場も、生産品目はヤクルト類である。
[編集] 主な製品
- ヤクルト
- ジョア
- タフマン
- ソフール
- ビフィーネ
- 蕃爽麗茶
- 化粧品(ヤクルト本社の化粧品本部が担当する)
- カンプト注
- ソーピード - スポーツドリンク
- ヤクルトラーメン麺許皆伝
- ※創始者の代田稔は「ハガキ1枚煙草1本の値段で買えるヤクルト」を経営標語としたが、2006年11月現在ヤクルト製品はヤクルト(35円)、ヤクルトLT(45円)、ヤクルト200(48円)を除きハガキ1枚の値段では買えない。煙草1本の値段で買える製品はない。(2006年11月現在、ハガキ1枚50円、煙草1本約15円)
[編集] CM出演者
- ※その他の出演者追記願います
- ヤクルトレディー
- 十朱幸代(ビフィール)
- 伊東四朗(タフマン)
- とんねるず(コーヒーたいむ)
- グッチ裕三(ビフィーネ)
- 陣内貴美子(スポーツコメンテーター ビフィーネ)
- 谷啓 (蕃爽麗茶:ナレーション)
- イワン・ソープ(ソピード)
[編集] ヤクルトスワローズ関係者
[編集] キリングループとの提携
キリンビールグループと2005年6月に包括事業提携の覚書を締結。清涼飲料水や健康・機能性食品事業の共同展開を開始した。
- かつてはヤクルトの自社ブランドの製品として、缶コーヒー「珈琲たいむ」や紅茶飲料「Tea le ra」のみを販売していたが、キリンビバレッジと提携し、「FIRE」「午後の紅茶」についても、ヤクルトの自動販売機で販売している。ダノングループのミネラルウォーターでキリンビバレッジが販売している、「ボルヴィック」も取り扱うようになった。
- 2006年10月1日、ヤクルト本社と共同で、キリン ヤクルト ネクストステージ社を設立。両社の健康・機能性食品事業を統合し、両者のチャネルで販売を開始。2007年1月にはキリン ウェルフーズ社を分割し、主な事業を継承予定。
[編集] ダノン社との関係
フランスの乳製品メーカーであるダノン社は、欧米の食品メーカーからの敵対的買収を防ぐために、先手を打ってヤクルト本社を買収、企業規模を拡大することで生き残りを模索した経緯がある。独自路線を指向したヤクルト本社側の猛烈な抵抗により破談となったが、結果的に現在の筆頭株主(20%)となっている。
このような背景もあり、2004年より海外の乳酸菌事業でダノン社との提携がおこなわれている。なお、海外に限っているのは、ダノン社はすでに日本国内でカルピス・味の素(カルピス味の素ダノン)と提携してヨーグルト事業を展開しているためである。
[編集] 世界水泳公式飲料に
ヤクルトは2005年世界水泳モントリオール大会の公式飲料として、Finaに認定された。番組を独占中継しているテレビ朝日とBS朝日では「アントニオ君」を起用したTV-CFを数回に渡ってオンエアし続けてきた。
[編集] ヤクルトグループ各社
- ヤクルト薬品工業
- ヤクルト食品工業
- エーアンドジー
- ヤクルトホール(ヤクルト本社に併設されている多目的ホール)
- ヤクルト球団(東京ヤクルトスワローズの運営会社)
- ヤクルト商事
- ヤクルトライフサービス
- ヤクルト健康保険組合
- ヤクルト販売各社
- 海外営業所(10ヶ国に拠点)
[編集] その他
- 類似商品に「ピルクル」がある。
- ヤクルトレディは、パートタイマーやアルバイトではなく個人事業主である。ヤクルト本社とヤクルトレディの関係は、メーカーと小売店の関係と同等である。そのためメーカーが小売価格を指定することはできないので、地域により販売価格が異なる。
[編集] 外部リンク
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