チューリップ (フォークグループ)
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| チューリップ | ||
|---|---|---|
| 基本情報 | ||
| 愛称 | チューリップ | |
| 出身地 |  日本 |
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| ジャンル | ニューミュージック | |
| 活動期間 | 1972年～1989年、1997年～ | |
| レーベル | 東芝EMI→BMGファンハウス→日本コロムビア→ビクターエンターテインメント | |
| 事務所 | 有限会社ピラミッド | |
| メンバー | ||
| 財津和夫（ギター、キーボード、ボーカル） 姫野達也（キーボード、ボーカル） 安部俊幸（ギター） 宮城伸一郎（ベース） 上田雅利（ドラムス） |
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チューリップ (TULIP) は、日本の音楽グループ。
目次 |
[編集] 概要
1970年結成、1989年一時解散。1997年に再結成。ロックでもフォークでもない新しい音楽分野「ニューミュージック（Jポップスの草分け）」を開拓したバンドのひとつ。
当時はかぐや姫、海援隊、甲斐バンドなど多くのアーティストが九州から誕生しミュージックシーンをにぎわせたが、チューリップも博多出身のバンドだった。
ビートルズに影響を受け、リーダー財津和夫は和製ポール・マッカートニーを自認、メロディアスでポップな作品を多数、世に出した。その作品のいくつかは今も永く愛されている。また、メンバー全員が作詞・作曲・ボーカルを担当していることも特徴で、この方針は伝統的に続けている。
[編集] 経歴
1970年、財津和夫が中心となって西南学院大学在学中に福岡市で結成。
何度かメンバーが入れ替わるも、海援隊から上田雅利を引き抜いたのを最後に、5人のメンバー財津和夫 (vo&g&key)、吉田彰 (b)、安部俊幸 (g)、上田雅利 (ds)、姫野達也 (vo&g&key) で本格的に活動を開始、地元福岡で人気を博す。
1972年、上京。東芝EMIから『魔法の黄色い靴』でメジャーデビューを飾る。財津和夫の、日本語を西洋メロディに乗せるセンスには優れたものがあり、業界では高評価を得るものの一般にはヒットしなかったが、『日本語によるロックの実現』という歴史的な評価は同時期のはっぴいえんど（『風街ろまん』（1971年）他）等と並ぶ（ちなみに、チューリップ初の非オリジナルは『夏色のおもいで』の作詞：松本隆で、これは松本隆の職業作詞のデビュー作）。翌1973年に出した3枚目のシングル『心の旅』が5ヶ月かけてレコード売り上げ1位を記録し、一躍有名となる。その後も『青春の影』（1974年）、『サボテンの花』（1975年）など数々の名曲を輩出。その名を不動のものとする。第一期の特徴は『風のメロディ』（1976年）など財津と姫野のツインボーカル楽曲を用意していた点である。 ライブを中心に活躍したチューリップは、この時期、その後の日本ミュージックシーンに先駆ける活動を行う。日本初の単独野外ライブや、単独コロシアム・ライブ（1978年）、遊園地を借り切っての野外ライブ（1982年よみうりランド）その他、大規模なステージセットやライティング革命など、日本での先進的なライブ・セットでの先駆者的役割は計り知れない。
1980年、吉田、上田が相次いで脱退。新たに宮城伸一郎 (b)、伊藤薫 (ds) を迎えチューリップ第二期に入るが、さらに85年、安部、姫野、伊藤が『涙のパーティ』のリリースを最後に抜けオールウェイズを結成、オリジナルメンバーは財津を残すだけとなった。
1989年、アルバム『Well』を最後に一旦解散。財津和夫は本格的にソロ活動に入る。
1997年に再結成以降（財津、安部、上田、姫野、宮城）ライヴ活動を展開し往年のファンを動員している。
2007年、全国ツアーの日程と同時に、同ツアーの最終日12月13日にメンバーの出身地である福岡市で行うコンサートで、足掛け35年に及ぶバンド活動に幕を下ろすと発表された。5月に18年ぶりのオリジナルアルバム『run』発売予定。
[編集] 主な楽曲
- 魔法の黄色い靴（1972年6月5日)
- 心の旅 (1973年4月20日)
- 夢中さ君に (1973年4月20日)
- 夏色のおもいで (1973年10月5日)
- 銀の指環 (1974年1月20日)
- 青春の影 (1974年6月5日)
- ぼくがつくった愛のうた ～いとしのEmily～ (1974年10月5日)
- サボテンの花 (1975年2月5日)
- 風のメロディ (1976年9月5日)
- ブルー・スカイ (1977年6月5日)
- 夕陽を追いかけて (1978年6月20日)
- 虹とスニーカーの頃 (1979年7月5日)
- We Can Fly (1982年4月1日)
- 星空の伝言 (1983年3月1日)
- 愛の迷路（1984年3月21日）
- We believe in Magic（1997年4月23日）
- あなたのいる世界（2002年6月5日）
- hope（2005年5月21日）
1990年には吉田栄作が『心の旅』をカバー、ヒットさせた。また、彼らの作品は様々なドラマ挿入曲（「ひとつ屋根の下」の『サボテンの花』など）やCMソング（「グリコポッキー」の『ぼくがつくった愛のうた ～いとしのEmily～』、関西電力「企業広告 阪神・淡路大震災から10年」の『青春の影』など）に採用され、現在も多くの人に親しまれている。
[編集] メンバー
- アマチュア期 (1970-1971)
- 財津和夫、吉田彰、宗田慎二、末広信幸
- 第二期 (1980-1985)
- 財津和夫、姫野達也、安部俊幸、宮城伸一郎、伊藤薫
- 第三期 (1986-1989)
- 財津和夫、宮城伸一郎、松本淳（途中脱退）、高橋裕幸、丹野義昭
- 1989年解散ツアー時メンバー
- 財津和夫、宮城伸一郎、高橋裕幸、丹野義昭、姫野達也（ゲスト）、安部俊幸（ゲスト）
- 再結成(1997～2007)からのメンバー
- 財津和夫、姫野達也、安部俊幸、上田雅利、宮城伸一郎
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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