デビッド・アーズマ
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デビッド・アラン・アーズマ(David Allan Aardsma、1981年12月27日 - )は、メジャーリーグの投手。アメリカ・コロラド州デンバー出身。右投げ右打ち。
歴代メジャーリーガーをアルファベット順に並べた時、最初にくる選手として有名。(アーズマが2004年にメジャーデビューするまではハンク・アーロン(Hank Aaron)が最初にくる選手だった。因みにその次はハンクの弟のトミー・アーロン(Tommie Aaron))
[編集] 経歴
2000年にチェリー・クリーク高校を卒業。同校出身のメジャーリーガーには他にジョッシュ・バード、ジョン・バーク、ブラッド・リッジ、ダーネル・マクドナルド、ダンゼル・マクドナルドらがいる。
ペンシルバニア州立大学入学後、2001年テキサス州ヒューストンにあるライス大学へ転校。クローザーとして活躍し、2002-03シーズンには同大学のセーブ数のシーズン記録と通算記録を塗り替えた。2003年のカレッジ・ワールド・シリーズでは打者16人中15人を抑えるなど、2勝1セーブを挙げアウルズの初の全国優勝に貢献。
2003年、サンフランシスコ・ジャイアンツからドラフト1巡目(全体22番目)で指名され契約。サン・ホセ・ジャイアンツ(A)では18イニングで防御率1.96、奪三振数28の数字を残し、2004年4月6日、ミニッツ・メイド・パークで行われたヒューストン・アストロズ戦でAA、AAAを経験することなくメジャーデビュー。6回裏から3番手として登板し2イニングを3安打1四球ながらも無失点に抑え、家族や友人の前でメジャー初登板初勝利を挙げた。その後もリリーフで計11試合に登板したが防御率6.75と不調で、4月20日の登板では1イニング2失点を喫し翌日の4月21日に3Aに降格した。
2005年は2Aで開幕を迎え、5月28日にシカゴ・カブスに移籍したがメジャーには昇格できなかった。2006年はリリーフで45試合に登板し3勝を挙げた。9月には12イニング連続無失点の好投を見せた。シーズン後、ニール・コッツとの1対2のトレードで、カルロス・バスケスと共にシカゴ・ホワイトソックスに移籍した。
[編集] 年度別成績
年度 | チーム | 勝利 | 敗戦 | 防御率 | 試合 | 先発 | セーブ | イニング | 被安打 | 失点 | 自責点 | 被本塁打 | 四球 | 奪三振 |
2004 | SFG | 1 | 0 | 6.75 | 11 | 0 | 0 | 10.7 | 20 | 8 | 8 | 1 | 10 | 5 |
2006 | CHC | 3 | 0 | 4.08 | 45 | 0 | 0 | 53.0 | 41 | 25 | 24 | 9 | 28 | 49 |
Total | 4 | 0 | 4.52 | 56 | 0 | 0 | 63.7 | 61 | 33 | 32 | 10 | 38 | 54 |
[編集] 関連項目
- メジャーリーガー一覧 (アルファベット順)
- クリス・アーノルド (歴代プロ野球選手を50音順に並べた時、最初にくる選手)
- 阿井英二郎(同)