デューク (称号)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
デュークは、ラテン語:duxに由来し、軍隊指揮官の意でゲルマン人やローマ帝国において戦いのリーダーをさす言葉だった。
中世には、欧州諸地域で地域の支配者や都市の階級ランクの最高位を表すようになり、さらに封建制の時代となると、王と並ぶ貴族の位を意味するようになる。地域により国によりその意味するところは異なる。
現代では、支配を伴わない名誉称号として用いられるようになったが、フランス(Duc)、ポルトガル(Duque)、スペイン(Duque)、英国(Duke)、イタリア(Duca)では、名目上ではあるが、いまだ、貴族の最高位をしめす称号である。日本では、明治時代に作られた制度での「公爵」に相当する。
[編集] イギリスのデューク
イギリスのデューク(公爵位)としては、次のものなどがある。