デービット・ウエスト
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デービット・ウエスト(David West , 1964年9月1日 - )は、アメリカ合衆国・テネシー州出身のプロ野球選手(投手)。日本では1997年に福岡ダイエーホークスに所属した。
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[編集] 経歴
- 身長/体重:197cm/111km
- 投打:左投げ左打ち
- 血液型:不明
- 球歴:クライモント高校-ニューヨーク・ヤンキース-ニューヨーク・メッツ-ミネソタ・ツインズ-フィラデルフィア・フィリーズ-福岡ダイエーホークス(1997年)
[編集] エピソード
メジャーリーグでは巨体から繰り出す荒れ球を武器に通算31勝を挙げ、1997年にダイエー入り。この年のダイエー外国人投手は前年抑えなどで活躍したホセ・ヌーニェスの1軍は確定で、当時は投手・野手それぞれ最高2人までしか1軍には入れなかったため、同時入団のロドニー・ニコルズと残り1枠を争う形となったが、工藤公康(現・読売ジャイアンツ)、武田一浩以外の先発陣が心許なかったチーム事情から、先発が出来るウエストが開幕1軍の座を勝ち取り、先発ローテーション入りした。
シーズンに入ると球速はあるのだがいかんせんコントロールが悪すぎで、また一度打たれ出すと止まらなくなる傾向があった(5月7日の西武ライオンズ戦でチームがプロ野球記録の29安打を許して21失点で大敗したときの先発もウエストだった)ので防御率は悪かった。だがなぜか勝ち運には恵まれていて、防御率が規定投球回到達者の中で最下位なのに最多勝だった時期もある。
こうした強運と手薄な先発事情から、普通なら先発から外されてもおかしくない防御率でも先発の座を保ち続けたが、オールスターが終わると運も尽きたのか全く勝てなくなった。8月についに2軍に落ちるとそのまま再昇格することなく、シーズン終了後に解雇された。
[編集] 日本での通算成績
- 19試合 8勝 5敗 0セーブ 防御率6.38(投球回数91 2/3 自責点65)