ネットワークカード
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ネットワークカードは、コンピュータ・ネットワーク内でコンピュータ間の通信を行うために使用されるハードウェアの1つである。ネットワークアダプタ、ネットワークインターフェイスカード (Network Interface Card 、略称 : NIC) などとも呼ばれる。
コンピュータ・バスに接続する拡張カード状のものが多いが、USBに接続するタイプ等もある。
最近のほとんどのコンピュータにはマザーボード上に(コンピュータ本体に)ネットワーク(イーサネットのツイストペア)のインターフェイスが組み込まれている。したがって、複数のインターフェイスを使用するか、一般的ではないその他のインターフェースまたはネットワークを使用等しない限りは、単独製品としてのネットワークカードは必要ない事が多い。
これらのアダプタは、イーサネットまたはトークンリングなどの、特定の物理層およびデータリンク層を使用して通信するための電子的な回路を実装している。この回路は、階層構造を成すネットワークのプロトコル・スタックの基盤部分となり、同一のLANに属する小規模なコンピュータのグループや、TCP/IPなどのルーティング・プロトコルを利用した大規模なネットワーク(WAN)との通信を可能にする。
一般的にネットワークカードは、ツイストペア (RJ45)、BNC、またはAUIといったネットワーク・ケーブルを接続するソケットを持つ。そして、ネットワークのオンライン状態や、データ転送中の状態を示す数個のLEDを持っている。また一般的に、転送レートにより10/100/1000 Mbpsの種別がある。(イーサネット参照)
[編集] 主なメーカー
[編集] 関連項目
- イーサネット
- MACアドレス
- TCP Offload Engine (TOE)
- ホスト・バス・アダプタ (HBA)
- 無線LAN(WNIC : Wireless network interface cardとも)
カテゴリ: 通信機器 | コンピュータネットワーク