ノンプライム
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ノンプライムとは、テレビ業界で全日からプライムタイムを除いた時間帯のこと。日本では6:00~19:00と23:00~24:00の時間帯を指す時間枠のことである。
この時間枠は昼間の時間帯をカバーしており、情報系の帯番組が目立つのが特徴である。一方で在宅率が低く、視聴者層が主婦層等と偏りがちで、花形と言えるバラエティー番組等の編成がなされにくい時間帯でもある。
日本テレビは長年から昼間に強いため、1994年にゴールデン・プライム・全日で視聴率トップを獲得した際、この3区分にノンプライムなる区分を加え四冠王と称してきたが、ノンプライムは本来一般的な用語ではない。
一般的な用語では無かったノンプライムだが、日本テレビによってこの用語の登場数が多くなり、しかも昼間の視聴率の指標になり得る時間枠であるため徐々に浸透し、最近ではフジテレビが2004年度から従来のリラックスタイムという時間枠を廃しノンプライムを新たな視聴率の指標として導入するなど一般的に使用される時間枠になりつつある。
しかし、23時台はそれまで主として報道枠が中心だった編成がゴールデンやプライム枠に匹敵する「深夜のゴールデンタイム」という意識で、バラエティーなどを編成するケースが最近増えつつある。その顕著例としてNHK総合テレビジョンの「23時のNHK」、日テレの「バリューナイト」、フジテレビの「バラパラ」、テレ朝の「ネオバラエティ」などが挙げられよう。また2006年度からもテレビ東京で平日18:30~19:00にバラエティ番組「スキバラ」が設置された。
なお、2005年の年間視聴率、ならびに年度視聴率でのノンプライムの視聴率は、フジテレビが初めて獲得した。
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