ハイディフィニション
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ハイディフィニション(High Definition)は英語で「高精細」といった意味を持ち、日本国内では主に高解像度映像、及びそれに対応した機器・メディアに対して用いられる。「ハイデフ」または「HD」と略されることが一般的である。
垂直720ライン以上の解像度を保持し、なおかつ映像のアスペクト比率が16:9であることが、ハイデフと呼ばれることの条件である。これに対し、垂直解像度が720ラインに満たないものは、スタンダードディフィニション(Standard Definition、SD)として区別される。
また、純粋に映像及び映像機器のみを指す言葉であり、高解像度を利用したテレビジョン放送については、これには内包されない。
日本では「ハイビジョン」という同義語が定着していたが、Xbox 360をはじめとする欧米製の高解像度映像機器が日本国内で販売されはじめたことに伴い、それを表す言葉も同時に輸入されることとなった。
なお、ハイディフィニションは英語の一般名詞であり、日本国外ではこれに該当する映像のことを、一般にHDTVと呼ぶ。
[編集] 映像規格
現在は以下の映像規格が、ハイデフ映像として区分されている。
- 1080i/1125i(D3)
- 720p/750p(D4)
- 1080p/1125p(D5)
[編集] 伝送方式
ハイデフ映像信号は、主に以下の端子、及びケーブルを用いて伝送される。
なお、コンポジット端子、S端子ではこれらの映像信号を伝送するための規格は定められておらず、使用することはできない。