バース市街
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バース市街 (イギリス) |
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ローマ風呂 | |
(英名) | City of Bath |
(仏名) | Ville de Bath |
登録区分 | 文化遺産 |
登録基準 | 文化遺産(i) (ii) (iv) |
登録年 | 1987年 |
拡張年 | |
備考 | |
公式サイト | ユネスコ本部(英語) |
地図 | |
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バース市街(-しがい)は、イギリスの南部のエイヴォン県の町。ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された物件でもある。
目次 |
[編集] 概要
バースは、ロンドンの西140kmにある都市。行政区分としては、エイヴォン県のバース市になる。人口は9万人程度。紀元前からの温泉場として有名。一説には、ケルト人が発見したと言われている。その地名が、英語のbath(風呂)の語源となったというのは俗説で、正しくは風呂を意味するゲルマン古語からその名がつけられた。
1世紀頃、ローマ帝国の支配下で、保養地として繁栄。ローマ式の大浴場や神殿が建築された。ローマが撤退すると一時的に荒廃した。
18世紀に再発見される。ジョージ3世の頃、ジョージアン形式と呼ばれる当時のテラスハウスの建つ町並みへと変貌した。上流階級の保養地にもなった。
[編集] 主な構造物
- バース寺院
- ロイヤル・クレッセント
- ザ・サーカス
[編集] 登録基準
この世界遺産は、世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (iii) 現存する、または、消滅した文化的伝統、または、文明の、唯一の、または少なくとも稀な証拠となるもの。
- (iv) 人類の歴史上重要な時代を例証する、ある形式の建造物、建築物群、技術の集積、または景観の顕著な例。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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