ピアノソナタ第1番 (シューマン)
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ロベルト・シューマンのピアノソナタ第1番嬰ヘ短調作品11は1831年の作。
- 幻想曲や変奏曲といった小品に取り組んできた作者がソナタ形式の大作に挑んだもの。文学と音楽の融合を大きな目標にしてきただけに随所に標題音楽的な個所が認められる。しかしピアノ演奏の技巧をあまりに盛り込みすぎて、理解しがたい、または作者は観念的に混乱しすぎている、といった批判を受けることになった。
現在ではピアニストの有力なレパートリーに挙げられている。
4楽章構成。
目次 |
[編集] Introduktion-Allegro vivace
長大な序奏が繰り広げられる。音域の広い左手三連符伴奏の上に、右手が鋭い付点リズムのついた主題を歌う。単に導入ではなく再現部の前の導入も兼ねている。最後にはアルペジョに発展し、Allegro vivace に移る。
左手五度のトレモロの後、進撃的な主題が始まる。
[編集] Aria
作者自作の歌曲「an Anna」(アンナに寄せて)の主題を使った歌謡風の楽章。イ長調。非常に美しく簡潔である。途中ヘ長調に転調し、中声部に複雑な展開を見せる。
[編集] Allegrissimo
スケルツォ楽章。嬰ヘ短調。左手が主題で、右手がオブリガートを務める。中間部はニ長調のポロネーズ。(作者らしい)古い習慣への皮肉がこめられているといわれる。
[編集] Allegro un poco maestoso
長大な終楽章。
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