スケルツォ
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スケルツォ(Scherzo、イタリア語で「冗談」)は楽曲につけられる名前のひとつ。諧謔曲(かいぎゃくきょく)と訳すことがある。
スケルツォはメヌエットから発達したもので、ベートーヴェン以降の交響曲などでは、メヌエットの代わりに組み込まれていることも多い。3拍子であるところや、曲の形式などでメヌエットと同じだが、きわめて速いのが特徴である。強拍と弱拍の位置を変えたり執拗な音型を繰り返して激しい感情を表し、緩徐楽章との差をつけるものが多い。
なお、初期のスケルツォは3拍子系であったが、徐々にそれにこだわらないスケルツォも多く作られるようになった。
[編集] 主要曲
- ベートーヴェンのものとは異なり独立した作品群である。内容が深刻な点はスケルツォとして共通しているが、時に凶暴なまでの激情が発露されるなど、強烈な印象をもっている。ショパン自身は温和でありこうした一面を顕わにしなかったといわれるが、シューマンに「冗談」でこれなら「真面目」はどうなるのかと評されている。
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