ファ・ユイリィ

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ファ・ユイリィ (Fa Yuiry) は、アニメ『機動戦士Ζガンダム』及び『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する架空の人物。小説版では漢字表記として花 園麗という記述が見受けられるため中国系ではないかと推測されている。単に設定と脚本の食い違いが劇中に現れてしまったミスとも考えられるが、劇中では周囲の人物からだけでなく実の母親にさえ「ファ」と姓で呼ばれている。（声優：TV・松岡ミユキ、映画・新井里美、SDガンダムGGENERATIONシリーズ・岩居由希子）。

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注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

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目次 1 『機動戦士Ζガンダム』での活躍 1.1 映画版『機動戦士Ζガンダム』関連 2 『機動戦士ガンダムΖΖ』での活躍 3 主な搭乗機 4 その他の搭乗機

[編集] 『機動戦士Ζガンダム』での活躍

本編のヒロイン。年齢は17歳。カミーユ・ビダンとは隣人であり、高校の同級生でもある。カミーユを慕っており、両親が留守がちな彼の世話をよく焼いている。

物語序盤、カミーユがガンダムMk-IIを強奪したことが原因で、彼と知り合いという理由からティターンズに追われて両親と生き別れる。だが程なくしてブライト・ノアの手引きによってアーガマに難民として収容され、すでにエゥーゴのモビルスーツパイロットとなっていたカミーユと再会を果たす。短い間での二人の経験の差異はすれ違いを生むが、自身もカミーユを案じてパイロットとなるべく志願して訓練を受ける。

月での訓練修了後、アーガマにΖガンダムを運搬する役割を以て帰属。以降、エゥーゴ軍曹、メタスの補欠パイロットとしてグリプス戦役に参戦することとなった。だがパイロットセンスは低く、元来はごく一般的な少女であり軍人として適性もあるとは言い難い。しかし戦況の悪化と何より自身の意志の強さが戦線の離脱を許さず、後にレコア・ロンドのエゥーゴの離反を受けてメタスの専任パイロットとなる。その頃にはパイロットになった当初の身勝手さは陰を潜め、本来の協調性を取り戻していたようである。それもシンタとクムの世話役を受けた責任感と、周囲の理解と協力を得ながらパイロットとして、人間として、時にカミーユと衝突しながらも成長できたことが原因だろう。機動力と操作性に優れたメタスとの相性は良かったようで、その利を活かして戦役終盤は艦隊の防衛や支援戦闘などにおいて善戦していたようである。非情な現実に常に向き合い続けるカミーユの傍らで常に彼を想い、その心を支えていく。

[編集] 映画版『機動戦士Ζガンダム』関連

ほぼ上記と同一であるが、TV版ではカミーユが精神崩壊し、嘆き悲しむのに対し、映画版ではそうではないため、無事を喜びあい、宇宙空間上で抱き合う二人の姿が見られる。幼なじみから恋人へと想いが変化したようである。また映画版を正史と考えると下記の「『機動戦士ガンダムΖΖ』での活躍」とは別の人生を送っているはずである。

「機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー―カイ・シデンのレポートより―」ではカミーユがティターンズの残党狩りに参加しているので、引き続きメタスのパイロットとしてそれに参加しているとも推測できるが、最初のアストナージとブライトとの会話からアーガマから降ろされたとも推測できる。

[編集] 『機動戦士ガンダムΖΖ』での活躍

物語序盤ではアーガマ唯一の正規パイロットとして、またジュドー・アーシタら、シャングリラ・チルドレンの世話役として奔走する。その一方でアーガマを離れざるを得なくなったカミーユを案じ、戦いに迷う姿が描かれている。

第10話『さよならファ』では戦闘を楽観視するジュドーを諌め、必死の支援によってジュドーに身をもって宇宙での戦闘の厳しさを伝えることとなる。パイロットになり始めた頃からは打って変わった成長ぶりが伺える。同エピソードで一旦、物語から姿を消すが後に再登場する。ジュドーの回想にもカミーユについて語った言葉と共に現れたりと、少なからず彼にも影響を与えていたようである。

まだ若いのに「オバン」「姑ババア」などと揶揄されるなど、Zではヒロインの立場であったのに、ZZになってからのその描かれ方の変貌振りに愕然としたファンも多い。

[編集] 主な搭乗機

• MSA-005 メタス（TV版、劇場版でいずれも搭乗。レコアの後任として専用機として預かる）

[編集] その他の搭乗機

• スーツ・キャリア（TV版、劇場版でいずれも搭乗）
• RMS-099(MSA-099) リック・ディアス（TV版のみ。バッチ中尉の機体に無断で搭乗、出撃した）
• MSA-003 ネモ（TV版のみ。メタスの補欠要員だった頃に乗っていたことがある）
• MSZ-006 Ζガンダム（『機動戦士ガンダムΖΖ』で数回、非常出撃）