プリングルズ
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プリングルズ(Pringles)とはアメリカのプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が販売している成型ポテトチップスのブランドである。
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[編集] 概要
商品名についてプリングル「ス」との間違いが非常に多いが、製品パッケージや公式サイトにて表記されている日本語の正式な商品名はプリングル「ズ」と濁る。1967年の発売当初は、"Pringle's Newfangled Potato Chips"の商品名で売り出されたが、翌年現在の商品名に改められている。ヨーロッパ、ニュージーランド、南米、イスラエルなど、世界各国で売られているが、日本でも若者や子供に人気である。様々な種類の味で販売されているが、地域限定のものがあることもよく知られている。
またプリングルズといえば、口ひげと分けた前髪が印象的な男性(プリングルズおじさん)が描かれている缶で有名だが、こうした筒状の容器での販売は、同じ形で生産でき、効率的に製品を重ねられる形成ポテトチップスだからこそ実現可能な形態である。
[編集] 味の種類
[編集] 日本
- うすしお味
- サワークリーム&オニオン味
- フレンチ・コンソメ味など
そのほか、日本では、2005年から2006年の冬季にかけての冬季限定の「デビルホット味」を販売している。
[編集] アメリカ
- サワークリーム&オニオン味
- ホワイトチェダーチーズ味
- チリチーズ味
- スパイシーケージャン味
- ランチ味
- ファイヤーホット味
- ソルト&ビネガー味
- ダイエットマイナスカロリー味
- ダイエットバーベキュー味など
[編集] その他
- アメリカにおけるプリングルズは、ダブルカプセルパックなどといわれるダブルケースパック入りなどがある。また、日本にも同様、ミニケース入りのプリングルズなどがある。ほかにも袋入りや、3ケースセットのプリングルズなどがある。
- アメリカの製品にはカロリーをおさえたものとして代替油脂のオレストラが含まれているものがあり、これが下痢や血便、腹痛などの副作用を引き起こすため、テレビ番組などで揶揄されることがあった。
- 2005年よりアメリカでは、一つ一つのポテトチップに、赤や青の食用色素でスポーツや音楽などに関するクイズや豆知識などを印刷した「プリングルズ・プリンツ」を販売している。日本でも2006年に豆知識や王様ゲームを印刷した「プリングルズ プリントチップス」としてセブン-イレブンなどで限定発売していた。
- アメリカでは、子供たちが学校に携行するランチにポテトチップスがつくことが一般的である。食べ過ぎを防ぐためか、少量のみが入る「携帯プリングルズケース」というものまである。
- アメリカでは、プリングルズの自動販売機が多数、存在する。
- 一時期、日本の一部ではひげのおじさんがオウム真理教の麻原彰晃に似ていたので「ショーコーチップス」とも呼ばれていたこともあった。