ホンダ・アクティ
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アクティ (ACTY) は本田技研工業が生産する軽自動車規格のキャブオーバー、もしくはセミキャブオーバー型の商用バンおよびトラックである。
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[編集] 歴史
[編集] 初代(1977-1988年)
- T360、TN360、TN-V、TN-7と続いてきたホンダの軽トラックの後継として、1977年7月27日、TNアクティが発売された。ちなみに、TNの名はトラックのみ。バンタイプはまだ設定されていなかった。発売時の東京地区標準現金価格は「スタンダード」で53万3000円。
- 1975年9月1日の道路運送車両法施行規則改正(省令第34号)を受け、エンジンは先代と比べスケールアップされ、545cc 2気筒 OHC 水冷 となる。他社の同様のモデルがアンダーフロアのFRやRRのエンジンレイアウトを採用するが、アクティはMRレイアウトを採用する。
- 1979年11月、アクティバンが追加される。
- 1981年2月1日、乗用車的な使い方を想定したバン、アクティストリートが追加される。
- 1982年6月、かなり大掛かりなマイナーチェンジを実施。AT車(ホンダマチック)追加。トラックに室内が広いビッグキャブが追加される。また、ビッグキャブにはクラス初の5MTが設定された。
- 1983年2月、4WD車追加。発売当初は世界でも珍しいミッドシップ4WDとして話題を呼んだ。軽トラック、軽キャブバンクラス初のフロントディスクブレーキ(4WD車のみ)が標準装備される。1984年には当時クラス唯一の4WDのAT車が追加される。
- 1985年マイナーチェンジ。フロントバンパーが大型化されエアコンがオプション設定される。2WD車も全車フロントディスクブレーキ(ただし10インチ)化。
- 前期型のイメージキャラクターには、俳優の渡辺篤史が、後期型には、覆面プロレスラーのタイガーマスク(初代、佐山聡が扮した)が起用された。
[編集] 2代目(1988-1999年)
- 1988年5月11日、アクティシリーズはフルモデルチェンジ(アクティ・バンのプロタイプのみ6月10日)。エンジンを2気筒から3気筒にし、バルブを増やし、12バルブとなった。また、当時唯一の4WDのAT車が廃止され、この世代のアクティには4WDのAT車が存在しない。ただし、リアルタイム4WDとなった(自動4WD)。発売時の東京地区標準現金価格は「スタンダード 1方開 2WD」で59万8000円。また、農業者専用の「アタック」が追加され、これにはリアルタイム4WDとデフロック機構、超低速ギアのULとURが付いてきた。ただし、高速を前提としない4MTは今ひとつであった。
- 1990年マイナーチェンジ。新規格により660ccになりヘッドライトが丸目からストリートと同じ角型に変更された。
- 1990年8月、カラードバンパー、フルホイールキャップ、AM/FMラジオカセットなど豪華装備の「タウン」が追加される。「SDX-II」が廃止になり、「SDX」にも5MTが追加される。
- 1994年マイナーチェンジ。ヘッドライトの形が変更されラジオが電子チューナー式になる。後輪をクローラに変更したアクティ・クローラが追加される。
- 1996年マイナーチェンジ。ウインカーレンズがクリヤー化される。
[編集] 3代目(1999年-)
- 1999年5月28日、アクティは2度目のフルモデルチェンジを受ける(ただしバンは6月25日)。発売時の全国希望小売価格は「3方開 STD 2WD 5MT」で72万円。このモデルは先代とスタイルが大きく異なり、セミキャブオーバー型のレイアウトをとっている。ライバルに比べ高めの値段設定、バンでリアシート格納するとシートスライドが出来なくなる、トラックは室内が狭いなど、男性平均身長以下の人しか運転出来きない作りが仇となりバモスと裏腹に販売面では苦戦している。1996年9月30日の道路運送車両法施行規則改正(省令第53号)を受け、短いながらもボンネットを設けて乗員の安全性を確保する寸法的余裕が生まれたためとも言える。このモデルからホンダの安全ボディ「Gコントロール」技術が採用されている。しかしクラッシャブルゾーンに寸法を割りすぎたせいかライバルと比べ荷台長が短く不評だった。
- 2000年12月20日、バンパーとフロントグリル、キャビンの寸法を削り、その分を荷台長に割り当てる変更を行ったが車内はさらに狭くなった。(トラックのみ)。
- 2000年2月24日、バンのみ4WDのAT車を復活させているが、同時期に追加された乗用ワゴン仕様、 バモスのターボモデルやホンダ・Zと駆動系の設計を共有するため、通常のアクティと異なりエンジンを縦置きに搭載し、シビック用の4速オートマチック・トランスミッションを採用する。