ホンダ・バモス
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ホンダ・バモス(初代) | |
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製造期間 | 1970年-1973年 |
ボディタイプ | オープンカー型軽トラック (ホンダでは多用途車として発売) |
エンジン | 空冷 360cc 直2 SOHC 30ps |
トランスミッション | 4速MT |
駆動方式 | MR |
全長 | 2995mm |
全幅 | 1295mm |
全高 | 1655mm |
車両重量 | 1540kg |
車台を共有 する車種 |
ホンダ・TN360 |
ホンダ・バモス(2代目) | |
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前期型(1999年6月-2001年9月) | |
後期型(2001年9月-) | |
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製造期間 | 1999年- |
ボディタイプ | 5ドア セミキャブオーバー型ワンボックス |
エンジン | 1999年6月-2000年2月 E07Z型 660cc 直3 46ps E07Z型 660cc 直3 53ps 2000年2月- E07Z型 660cc 直3 46ps E07Z型 660cc 直3 53ps E07Z型 660cc 直3 64ps |
トランスミッション | 3速AT / 4速AT 5速MT |
駆動方式 | MR / 4WD |
全長 | 3395mm |
全幅 | 1475mm |
全高 | 1755-1775mm |
車両重量 | 950-1070kg |
乗車定員 | 4人 |
先代 | ホンダ・ストリート |
車台を共有 する車種 |
ホンダ・アクティ ホンダ・バモスホビオ |
同クラスの車種 | スズキ・エブリィワゴン マツダ・スクラムワゴン ダイハツ・アトレー スバル・サンバーディアス 三菱・タウンボックス |
ホンダ・バモス(HONDA Vamos)とは、本田技研工業が生産・販売する軽自動車である。
目次 |
[編集] 概要
初代は1970年代に生産されていたオープンカータイプの軽トラック。
2代目はセミキャブオーバー型の軽乗用ワンボックスワゴン。現行型はアクティバンをベースにしている。このタイプの軽自動車ではスズキ・エブリィワゴン、ダイハツ・アトレーと共に人気がある。
初代ステップワゴンのようなスタイルから通称「ミニ・ステップワゴン」「軽ステップワゴン」などと呼ばれている。
[編集] 歴史
[編集] 初代(バモス・ホンダ 1970年 - 1973年)
- 1970年11月1日、軽トラックTN360をベースとしてドアの代わりにバーを渡してある多用途車「バモスホンダ」を発売。歴代のホンダ車の中で、唯一正式名称が社名より車名が先に付いたネーミングを採用。ただし同社の二輪車部門には、「ダックス・ホンダ」など、この順による命名先例がある。幌が座席部分にある「バモス2」と「バモス4」がそれぞれ¥321,000と¥351,000、そして、幌で荷台まで覆った「バモスフルホロ」が¥369,000であった。 車体にみられる特徴としては、先述の通り、ドアの代わりにバーがあり、フロントには、ダイハツ・ミゼットIIの様にスペアタイヤが付いており、シートは、前後共にベンチシートとなっている。又、駐車時には盗難防止なのか、ハンドルロックがかかり、ダッシュボードにも鍵が付いていた。ウィンカーは、左右の矢印表示ではなく、英語で「ターン」と書いてあるランプが点滅した。シートベルトに関しては、2点式の物が装着されていた。尚、見た目の特徴ではないが、オープンカーなので、防水防塵となっていた。
- 1973年、製造中止。珍車ゆえに販売不振であった事もあり、売れ残りが大量にあったという。
[編集] 2代目(ホンダ・バモス 1999年 -)
- 1999年6月25日、それまで途絶えていたバモスの名を復活。正式名称は前モデルと異なりホンダバモスとなっており、特徴であったユニークな車体ではなくストリートの後継モデルとして発売された。アクティの乗用版。アクティとの大きな違いはロールーフの屋根でありホビオシリーズ登場まで全てロールーフで競合車種より低い車高が特徴だった(低車高のため幅広に見える)。当初は自然吸気エンジンのみの設定であった。
- 2000年2月9日にターボエンジン車が追加設定され、同時に、それまで3速ATと5速MTのみだったトランスミッションが、ターボ車及びNAエンジンの4WD車に4速ATが設定された。4AT車は他のグレードとは異なりエンジン、トランスミッションともに縦置きである。4WDはストリートと同じ方式である。ただし、ATとの組み合わせの場合、縦置きエンジンとなる。MTは横置き。
- 2001年、自動車アセスメントの試験実施対象車種に選ばれた。
- 2001年9月6日のマイナーチェンジにより内外装とボディーカラー設定の一部変更、国土交通省「優-低排出ガス」認定(平成12年排出ガス規制値を50%以下まで低減)の取得、ローダウン・スポーツサスペンション仕様追加(Sパッケージ)が行われ現在に至る。ユーザーに不評だったリアシート格納を他社と同じくフロア格納タイプに変更されたが格納するとフロントシートスライドが前半分に制約される弱点を抱える事になった。
- 2003年4月 姉妹車としてハイルーフタイプのバモスホビオが発売される。
- 2007年2月 マイナーチェンジを実施。フロントグリルやフロント/リヤバンパーのデザイン変更、リヤコンビランプをスモークに、アンテナをマイクロアンテナに変更、ボディカラを一部変更するなどの、外観の変更を行なう。従来グレードにローダウンサスペンションやアルミホイールなどを追加した「ローダウン」グレードの追加も実施。一方でオーディオレスが標準となる。
[編集] 車名の由来
- "Let's go"の意味のスペイン語に由来。
[編集] CM
[編集] CMソング
- 「ジョージー・ガール」シーカーズ(en:The Seekers)(発売当初)
[編集] キャッチコピー
- ポケバス、バモス。(発売当初)
- ツメル、ツカエル、ポケバス、バモス。〈現在〉
[編集] CMキャラクター
- ラモス瑠偉(2007年2月~。以前はダイハツ・テリオスキッドのCMに出演していた)
- 栗山かほり(2007年2月~)