ホンダ・FCX
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FCX(エフ シー エックス)は本田技研工業(Honda)が生産する自動車(燃料電池自動車)である。
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[編集] スタイル・機構
EV Plusをベースとし、燃料電池スタックを積み込んだモデル。 外観はほぼEV Plusに準じる。
ただし燃料電池車なので原動力はモーターを使い、エネルギーの供給源には燃料電池スタックの他、ウルトラキャパシタというコンデンサの親分のような物を積んでいる。
これはバッテリーを使用する場合、バッテリーは設計以上の大電流を充放電すると性能が劣化する他、電力伝達機構としてDC-DCコンバータ等の装置が必要となるため、最大電流を制限する必要が生じ、加速時にモーターへの電力供給が十分に行えない事がある。より素早く大きなエネルギー供給を可能にし、前述のDC-DCコンバータ等の装置を不要とするためのものである。
このため、キビキビとした加速が行える。また、寒冷地でも走行可能である。
ボディは3ドアハッチバック。
また2009年頃までに2005年の東京モーターショーで発表したFCXコンセプトをベースとした燃料電池車を発売する予定。
[編集] 歴史
- 燃料電池車として世界で初めて民間企業に納車される。
- -20℃でも起動可能なホンダ製燃料電池スタック「Honda FC STACK」を開発、FCXに搭載し公道実験開始。
- 第80回箱根駅伝で先導車を務め、以降毎年オフィシャルカーを務める。
- 2004年4月
- FCXが、屋久島ゼロエミッションプロジェクトに参加。
- 世界自然遺産である屋久島を舞台にした自然の保守とエネルギー創世の両立を目的としたプロジェクトに、FCXが参加。豊かな水資源を利用した水力発電による、完全循環型の水素ステーションとともに、循環型水素社会の実現へ向けて実証試験を進めている。
- 2004年9月15日
- おおさかFCV推進会議の主催で東京~大阪間の長距離走行を実施。(復路は9月21日)
- 「Honda FC STACK」搭載FCXを北海道庁へ納車
[編集] 関連
[編集] 外部リンク
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