マサキ
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?マサキ | ||||||||||||||
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![]() マサキ |
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分類 | ||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||
Euonymus japonicus | ||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||
マサキ(柾、正木) | ||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||
Japanese Spindle |
マサキ(柾、正木、学名Euonymus japonicus)は、ニシキギ科ニシキギ属の常緑低木。葉は厚く、強いつやがある。葉先が尖らず、丸っこい葉に低い鋸歯があり、葉柄は短く、対生。若い茎は緑色。花は黄緑色で小さく目立たない。秋に果実が熟すと裂開して橙赤色の仮種皮におおわれた種子があらわれ美しい。
北海道南部以南、九州までの海岸近くの森に生育する。刈り込みに強く、密生することから生け垣や庭木としてもよく用いられる。斑入りのものもある。
マサキの葉を餌とする昆虫としてはハチによく似たガの一種であるミノウスバが目立つ。晩秋に羽化して昼間に飛び回り、先のほうの細い枝を取り巻くように卵塊を産みつけ、翌春孵化した幼虫は集団のまま膨らみつつある新芽に食い込む。少し大きくなると成長した葉も集団で蚕食するので、部分的に葉が食い尽くされて食害箇所がよく目立つ。