マレイ・ペライア
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マレイ・ペライア(Murray Perahia, 1947年4月19日 - )はアメリカのピアニスト、指揮者。セファルディムで、母語はジュデズモ語。熱心なユダヤ教徒でもある。
1947年ニューヨーク生まれ。
4歳からピアノを始め、1966年にニューヨークのマネス音楽学校へ入学、ピアノ、指揮法を学んだ。マールボロ音楽祭に参加し、カザルスやゼルキンとも交流があった。1972年のリーズ国際ピアノ・コンクールにてアメリカ人初の優勝。
その後は国際的に演奏活動や録音活動を開始。1975年から9年の歳月をかけ、自身が弾き振りでモーツァルトのピアノ協奏曲全曲録音に挑戦。1985年にベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲録音を果たし、両録音とも高い評価を受けている。1990年代に指の故障のため、しばらくの演奏休止を余儀なくされたが、復帰後は以前にもまして演奏が楽しくなったと話し、録音にも精力的に取り組んでいる。
親友のラドゥ・ルプーとレパートリーが共通することは知られており、ウィーン古典派やドイツ・ロマン派音楽を得意としている。とりわけベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ブラームスなどの録音を残してきた。しかし、指の故障が回復した後の演奏会や録音では、リストやラフマニノフにもスケールの大きい演奏を行い、練達のヴィルトゥオーソとしての一面をアピールしてみせた。
演奏は若々しく、流麗。2004年に録音したバッハのブランデンブルク協奏曲をピアノ協奏曲風にアレンジした演奏は評価が高い。