ヤングタウン土曜日
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ヤングタウン土曜日( -どようび)はMBSラジオで放送されているラジオ番組。放送時間は毎週土曜日の22:00~23:30(JST)。
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[編集] 出演者
さんま土曜日復帰以前についてはMBSヤングタウン#土曜日参照
[編集] 過去のレギュラー出演者
(1992年10月以降、卒業後もレギュラーの代役として出演する場合あり)
- 玉井健二(1992年10月~2007年3月)
- 加藤紀子(1992年10月~1997年2月)
- 吉村麻希(1997年3月~1999年3月、番組レギュラー中にマキ凛子に改名)
- 太陽とシスコムーン(信田美帆・稲葉貴子・RuRu・小湊美和、1999年4月~2000年9月、番組レギュラー中に「T&Cボンバー」に改名)
- 安倍なつみ(モーニング娘。、2000年10月~2002年3月、2004年7月~2004年11月)
- 保田圭(モーニング娘。、2000年10月~2002年3月)
- りんね(カントリー娘。、2000年10月~2002年10月)
- 松浦亜弥(2002年4月~2003年3月)
- 中澤裕子(2002年4月~2004年3月)
- あさみ(カントリー娘。、2002年4月~2004年3月)
- 里田まい(カントリー娘。、2002年4月~2004年3月)
- 後藤真希(2003年4月~2006年3月、現在はレギュラー欠席時に出演)
- 石川梨華(モーニング娘。、2003年4月~2004年3月、実際には数回のみ出演)
- 加護亜依(モーニング娘。、2003年4月~2004年3月、実際には数回のみ出演)
- 柴田あゆみ(メロン記念日、2004年4月~2006年3月、現在はレギュラー欠席時に出演)
[編集] 概要
正式タイトルは『MBSヤングタウン土曜日』。略称はヤンタンやヤン土など。ラテ欄には「さんまのヤンタン」と記載されている。関西地区でのローカル番組であるが、関西地区以外で遠距離受信しているリスナーも多く、北海道から葉書が届くこともあった。
メインパーソナリティは明石家さんま。1976年の初出演以降、30年近くの長きに渡りMBSヤングタウンのパーソナリティを務めている。1992年10月より、それまで日曜日を担当していた明石家さんまに加え、玉井健二と加藤紀子の3人体制でスタートとなった。その後、たびたびゲスト出演していた村上ショージが正式にレギュラー入りし、現在の体制が定着した。
2007年3月31日には、約15年にわたりレギュラー出演していた玉井健二が、体調不良や音楽プロデュース業専念を理由に卒業。レギュラー在籍期間は、明石家さんまや現日曜日レギュラーの笑福亭鶴瓶に次いで、MBSヤングタウン史上歴代3位の記録であった。
加藤紀子を初めとして、女性レギュラーにはアップフロントエージェンシーに所属するタレントが起用されている。1999年4月以降はハロー!プロジェクトに参加するアイドルが起用されるようになり、2000年10月以降のメンバーからは、モーニング娘やカントリー娘にちなんでヤン娘。(ヤンムス)と呼称されるようになる。なお起用されるタレントの選択には、アップフロント側の方針が大きく関わる。かつてはレギュラーを卒業したメンバーや、柴田あゆみ以外のメロン記念日のメンバーがたびたびゲスト出演していたが、現在ではレギュラー出演者を大事にするという番組の方針によりほとんど登場していない。
収録は東京都内(竹橋パレスサイドビルディング内・毎日放送東京支社)で行われる。通例、毎週金曜日に収録され、さんまのスケジュールによっては収録曜日変更、2本録り、総集編番組になることもある。年末年始の放送は1週分のみ他の特別番組が放送される。原則として上記の放送時間帯であるが、プロ野球シーズン中(4月~9月)は、『MBSタイガースナイター』が21時に終わらなかった場合に時間が繰り下げになり、21時台の番組に続いて放送される。なお番組後半30分は明石家さんま司会のTV番組「恋のから騒ぎ」と放送時間が被るが、特に問題にはなっていないようである。年末特番の「さんま&SMAP!美女と野獣のクリスマススペシャル」や「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー」についても同様である。
番組エンディングテーマにはイーグルスの「Take it Easy」が使用されている。年末最後の放送のみ、さんま司会のTV番組「Merry X'mas Show」で製作された「Kissin' Christmas (クリスマスだからじゃない)」が使用される。
[編集] コーナー
[編集] 現行コーナー
- 前略のコーナー
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- リスナーが投稿するハガキ・メールをきっかけに、さんま他出演者がフリートークをする。出演者の近況や様々な裏話を聴くことができる。
- 時折、どこのメディアも取り扱っていない最新の芸能情報・ネタが聴かれることも。
- 村上ブログのコーナー
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- 村上ショージが普段思っていることや、その日の出来事などを、ブログ形式でリスナーから募集するネタコーナー。女性出演者が代読する。
- リスナーをいやせません
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- リスナーが心を癒されるフレーズを女性出演者がセクシーな口調で発する。フレーズはリスナーが投稿。
- さんまが可・不可の評価をする。しかし判定は非常に辛く、ほぼ毎回さんまの厳しい指導が入る。
- 「さんまさんをいやしたい!」「リスナーをいやしたい!」「リスナーをいやせるかな?」「リスナーをいやせそう?」そして2006年4月現在の「リスナーをいやせません」と、さんまの鶴の一声でコーナータイトルが何回か変更されている。
- カラオケBOX「さんちゃま」
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- 番組内外で起こった出演者に関する出来事をネタにした替え歌を唄う。替え歌の歌詞及び選曲はリスナーの投稿による。
- 替え歌以外に、ヤン娘。メンバーの新曲がオンエアされる場合もある。
[編集] 以前のコーナー
- ヤン土ボケ講座 featuring ショージ
- 2006年12月まで
- コーナー開始時は、女性出演者がお題に対するボケを発表するコーナーであったが、後に「あいうえお作文」のコーナーに変更される。リスナーが5文字のお題と最初の2文字の文章を投稿。挑戦する女性出演者は大御所芸人・さんまの厳しいお笑い指南を受ける。
- ベテラン芸人・村上ショージの腕の見せ所でもあるが、逆に女性出演者同様さんまに注意されてしまうことがある。
- 村上ファン度のコーナー
- 2005年4月~5月の短期コーナー
- スイーツクッキング
- 後藤・柴田レギュラー時の不定期コーナー
- 愛のバキューン!
- 2005年ごろの短期コーナー、高橋愛メイン
- ヤン土作詞選手権
- 2004年11月まで
- 女性出演者が作詞してきた歌詞を発表し、優勝者には玉井健二が曲をつけるという企画。後述の安倍なつみ盗作騒動後には行われなくなった。
- なんまら最高にするべぇ~ / ひって最高にするべぇ~ / 超最高にするじゃん
- 2003年~2004年ごろ
- パックンチョ
- 2002年ごろまで
[編集] 備考
さんまが今もヤンタンを続ける理由
- 明石家さんまは若手時代に、番組を無断で休むなどといった不祥事を起こしたことがある。本来ならば芸能活動上それなりのペナルティを受けるはずだったが、毎日放送はさんまを引き続き起用した。さんまはその恩義に報いるため、現在も毎日放送制作の番組には低額のギャランティーで出演を続けている。
- MBSヤングタウンは一時、裏番組の隆盛などの煽りを受けて番組消滅の危機を迎えた。しかし、さんまは「ヤンタンの灯を消してはいけない」と現・日曜日担当の笑福亭鶴瓶と共に、放送枠が土日のみになった現在も番組のパーソナリティーを務めている。「さんまが辞めるまでは俺も辞めへん」とは鶴瓶本人の談。
「さんま詣で」
- 同番組の収録現場は明石家さんまが定期的に必ず現れる場所とあって、各メディア関係者がさんまとの面会を求めて集まってくる。彼らの用件の多くはスペシャル番組や新番組の打ち合わせ、CMのオファーなどであり、特に春と秋の番組改変期前には現場が多くの業界人でごった返す。
安倍なつみ盗作騒動
- 2004年11月、同番組レギュラーであった安倍なつみが番組のコーナー「ヤン土作詞選手権」において発表した自作の詩の数編が盗作であったことが発覚。安倍本人は同年11月27日放送分以降の番組出演を風邪を理由に自粛、そのまま降板となった。事の起こりは、その前週の11月20日放送の同コーナーで安倍が発表した詩が、シンガーソングライター・榊いずみの「サルの唄」の詩に酷似していることに、放送を聴いていた1人のリスナーが気付いたことによる。当時安倍は公式プロフィールに「趣味・詞を書く事」と記載し、自らの写真集・エッセイ集にも過去何年にも渡って「自作の詩」を発表し続けていたため、この疑惑は瞬く間に広まり、最終的には各報道メディアがこぞって取り上げる騒動となった。毎日放送側は、同年12月11日放送分の番組内でリスナー及び関係者に対する謝罪のコメントを放送している。さんまは番組内で「気にするな」という趣旨の発言をしているが、安倍は番組にはその後一切出演していない。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- ヤングタウン土曜日 ― 公式サイト。過去の放送内容ほか。