リュック・ベッソン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
リュック・ベッソン(Luc Besson、1959年3月18日)は、フランスの映画監督、脚本家、プロデューサー。パリ出身。
ベッソンは私生活について語ることが少なく、プライベートな面はほとんど知られていないが、両親はともにスキューバダイビングのインストラクターだった。彼もダイバーとして過ごしたが17歳のときに潜水事故に遭いスキューバダイビングが出来なくなっている。
幼少期から異彩を放ち、特に思春期には類まれな独創性を発揮して周囲を驚かせた。暇つぶしに書き始めた小説は後に『フィフス・エレメント』の作品世界として活かされている。
18歳のとき故郷のパリに戻り、そこで彼は映画の雑用的な仕事をこなして映画製作のノウハウを学んだ。その後3年間アメリカへ移住、さらにフランスに戻って自身の映画プロダクション会社を興す。後に会社はLes Films de Dauphins(「イルカ映画社」とでも訳せるだろうか)と改名し、現在に至っている。
1980年代にベッソンはエリック・セラに出会い、自身初のショートフィルムである"L Avant dernier"の構成を依頼。それ以後ベッソンとセラはバンド仲間として、そして最も重要な創作上のパートナーとして数々の作品を共に手がけることになる。
1993年に、女優ウィンウィン・ル・ベスコとの間に1女をもうける。彼は1997年11月14日、女優のミラ・ジョヴォヴィッチと結婚したが、後に離婚。その前にも『ニキータ』の主演女優アンヌ・パリローと結婚していたが、作品完成後には離婚していた。現在は2004年8月18日に結婚したヴィルジニー・シラと共に暮らしている。
2005年の『アンジェラ』以降はプロデュース業や脚本執筆を中心に活動。しかしショートフィルムに関しては演出を手がけることもあり、日本車の宣伝用フィルムや2012年の夏季オリンピック候補地であったパリのプレゼンテーション用のビデオも製作している。
目次 |
[編集] 監督作品
- 最後の戦い Le Dernier combat (1983)
- サブウェイ Subway (1984)
- グラン・ブルー Le Grand bleu (1988)
- ニキータ Nikita (1990)
- アトランティス Atlantis (1991)
- レオン Léon (1994)
- フィフス・エレメント The Fifth Element (1997)
- ジャンヌ・ダルク The Messenger: The Story of Joan of Arc (1999)
- アンジェラ Angel-A (2005)
[編集] プロデュースおよび脚本作品
- TAXi Taxi (1997)
- ダンサー The Dancer (1999)
- TAXi2 Taxi 2 (2000)
- WASABI Wasabi (2001)
- YAMAKASI Yamakasi (2001)
- トランスポーター The Transporter (2002)
- TAXi3 Taxi 3 (2003)
- キス・オブ・ザ・ドラゴン Kiss of the Dragon (2001)
- 花咲ける騎士道 Fanfan la tulipe (2003)
- ミシェル・ヴァイヨン Michel Vaillant (2003)
- クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち Les Rivières pourpres II - Les anges de l'apocalypse (2004)
- アルティメット BANLIEUE13 (2004)
- ダニー・ザ・ドッグ Danny the Dog (2005)
- トランスポーター2 Le Transporteur II (2005)
[編集] プロデュース作品
- つめたく冷えた月 Lune froide (1991)
- ニル・バイ・マウス Nil by Mouth (1997)
- EXIT イグジット Exit (2000)
- メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 The Three Burials of Melquiades Estrada (2005)
[編集] CM作品
カテゴリ: フランスの映画監督 | フランスの映画プロデューサー | フランスの脚本家 | 1959年生