マツダ・アテンザ
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アテンザ(ATENZA) はマツダが製造・発売する普通乗用車。カペラの事実上の後継である。
カペラ、クロノス時代を通して、欧州、とりわけドイツでの評価が常に高いことも特徴のひとつ。
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[編集] 概要
2002年5月20日発表(マツダにとってはトリビュートが発表された2000年10月以来1年半ぶりの新型車である)
- ヨーロッパ市場との関係などで全幅が1780mmあり、エンジンの排気量にかかわらず全車3ナンバーとなる。
- アテンザは全車、防府工場(山口県防府市)で製造されている
- 海外ではMazda6の名前で販売されている。
- マツダの得意分野である「走る楽しさ」を具体化し、デザインや走行性能に力をいれ、自動車評論家や自動車ファンの評価も高く、国内では2002年RJCカー・オブ・ザ・イヤーなどの受賞を始め世界中で70以上の賞を受賞した。(2004年現在)
- また、スポーツモデルの23Z(セダン除く)発売記念としてリュック・ベッソンが監督が手がけた、アテンザのショートムービー「RUSH」(ラッシュ)もネット上で公開された。
- 2006 年ドイツ自動車顧客満足度(CSI)調査で、アテンザは最も高い861ポイントのスコアを獲得した。
[編集] ボディバリエーション
[編集] メカニズム
- エンジンは直列4気筒DOHCのLF-DE型2000cc、同L3-VE型2300ccがある。欧州仕様車にはRF-CDT型コモンレール2000ccディーゼル・ターボも搭載される。(こちらはマニュアル車のみ)
国内にはAJ型V6の設定は無い。 - 「マツダスピード アテンザ」には、新開発L3-VDT型2.3L直噴エンジン直噴ガソリンターボエンジン「MZR 2.3 DISI(ディジー) TURBO」、電子制御アクティブトルクコントロールカップリング4WDシステムを搭載。( DISI(ディジー):Direct Injection Spark Ignition)マツダ・アテンザのフラッグシップ的存在として、アメリカ・欧州・日本を中心としたアジア地域にアピールする狙いがある。
- 駆動方式はFFのほか、四輪駆動がある(スポ-ツワゴンとMSPアテンザ)。
- 発売当初はトランスミッションは4速AT(グレードにより、アクティブマチック付、アクティブマチック無し)のほか、スポーツ(5ドア)、スポーツワゴン2300ccのFFにMTが、スポーツワゴンの四輪駆動に5速ATが採用されていたが、2005年6月のマイナーチェンジ時から、2000ccと2300ccのATすべてにアクティブマチック5速AT、MTは6速MTとなった。主にフロントの外装デザインの変更、内装の質感向上、発売当初から定評のあったボディ剛性、走行性能の更なる向上が図られた。
- プラットフォームは、マツダ・GGプラットフォーム(セダン、スポーツ)およびマツダ・GYプラットフォーム(スポーツワゴン)を採用。
都内ではルーチェ・センティアからの代替によるマツダ車の個人タクシーユーザーを取り込もうとしているせいか。個人タクシーで4ドアセダンを使用している。
[編集] 歴史
- 2002年
- 2005年6月23日 - マイナーチェンジを実施。メカニズムの変更と、細部の質感が見直された。同時に「マツダスピードアテンザ」(セダンの高性能版)の先行予約を開始。予約者に対してはレザーシートのカラー選択(期間限定)とオリジナル本皮車検証ケースが贈呈された。
[編集] ライバル車種
[編集] 車名の由来
車名の由来は、イタリア語で「注目」を意味する「アテンツィオーネ」を造語にしたものである。