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ロイ・ジョーンズ・ジュニア(Roy Jones,Jr. ,1969年1月16日-)はアメリカ人ボクサー。アメリカ合衆国フロリダ州ペンサコーラ出身。ミドル級出身でヘビー級の王座を獲得した至上2人目の選手。パウンド・フォー・パウンド(体重差によるハンデを是正した場合に最強とされる選手の尊称)。ニックネームはジュニア(Junior)。
[編集] 来歴
- 1988年10月2日 - ソウルオリンピックボクシング競技に出場。決勝戦で韓国の朴時憲と対戦。2度ダウンを与えるなど圧倒したものの、非常に不可解な判定で敗れ銀メダル獲得、2位に終わる。「盗まれた金メダル事件」として知られる。後の調査では審判の買収が判明し、IOCの会長からメダルのレプリカを与えられ、アマチュアボクシングの採点システムが変更されるきっかけとなった。
- 1992年12月5日 パーシー・ハリス(Percy Harris)を4RKOで下しW.B.C.アメリカ大陸スーパーミドル級王座獲得。
- 1993年5月22日 バーナード・ホプキンスを12R判定で下しI.B.F.世界ミドル級王座獲得。
- 1997年8月7日 モンテル・グリフィン(Montell Griffin)を1RKOで下しW.B.C. 世界ライトヘビー級王座獲得。
- 2003年3月1日 ジョン・ルイスを12R判定で下しW.B.A.世界ヘビー級王座奪取。ボブ・フィッシモンズから106年振りとなるミドル級出身者によるヘビー級世界王座獲得の偉業を成し遂げる。
- 2004年5月15日 アントニオ・ターバーにまさかの2回TKO負けを喫する。続く2004年9月25日にも、グレン・ジョンソンに9回KO負け。2005年10月1日にターバーとラバーマッチとなったが、0-3の判定で敗北。このまま引退かと思われたが、2006年7月29日のプリンス・バディ・アジャム戦に3-0の判定で勝利し、有終の美を飾った。
[編集] 獲得タイトル
- アマチュア
- 国内王座(ナショナル王座)
- 地域王座
- 世界王座
- W.B.F.世界ライトヘビー級王座
- I.B.A.世界ライトヘビー級王座
- I.B.O.世界ライトヘビー級王座
- I.B.F.世界ミドル級王座
- I.B.F.世界スーパーミドル級王座
- I.B.F.世界ライトヘビー級王座
- W.B.A.世界ライトヘビー級王座
- W.B.A.世界ヘビー級王座
- W.B.C.世界ライトヘビー級王座
[編集] 関連記事
[編集] 外部リンク