ロスネフチ
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種類 | 公開会社、国営企業 |
本社所在地 | モスクワ |
設立 | 1993年 |
業種 | 石油・天然ガス |
事業内容 | 石油、天然ガス |
代表者 | 取締役会議長(会長) イーゴリ・セーチン 代表取締役社長 セルゲイ・ボグダンチコフ |
外部リンク | http://www.rosneft.com/english/ |

ロスネフチ(Роснефть、Rosneft、ロシア石油の意)は、ロシアの石油企業。ソビエト連邦時代のソ連石油工業省を母体に設立された。
ロスネフチは、サハリン、シベリア、Timan-Pechora行政区、そしてチェチェンを含む南ロシアで石油と天然ガスを製産している。ロスネフチが所有する石油精製施設は、黒海沿岸のクラスノダール地方Tuapseと、コムソモルスク・ナ・アムーレにある。このうち、クラスノダールの精製所は、西シベリアで製産された高品位の重油精製に特化している。また、コムソモルスク・ナ・アムーレのプラントは、ロシア最東端の精油所として知られる。ロスネフチは、他のロシアの新興財閥同様、コングロマリット化し、本業の石油、天然ガスから派生して船舶、パイプライン及び販売促進会社を傘下に運営している。
名目上、ロスネフチは株式が公開されているが、ロシア連邦政府の国有財産管理庁に管理されており、実質、ロシア政府により100パーセント管理されている。
2004年ロスネフチとガスプロムは合併に一旦は合意した。しかし、ロスネフチ社長セルゲイ・ボグダンチコフが合併後の待遇に不満を持つようになり、結局、2005年5月合併に関する合意は白紙に戻った。
2004年12月22日ロスネフチは、バイカル・ファイナンス・グループ Baikalfinansgrupを買収した。また、ユコス社の子会社であったユガンスクネフチガスを買収することにも成功している。
2006年12月28日ロスネフチとガスプロムは戦略的協力に関する合意に達し包括的な提携関係を締結することに成功した。両社の合併は、不首尾に終わっていたが、この合意によって油田・ガス田の開発、輸送、販売、新技術開発などを両社共同で事業化することになった。