ロワール川
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ロワール川 | |
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延長 | 1,012 km |
水源の標高 | 1,408 m |
平均流量 | 850 m³/s |
流域面積 | 117,000 km² |
水源 | 中央高地 |
河口 | 大西洋 |
流域 | フランス |
ロワール川(フランス語:Loire、オック語:Léger/Leir、アルピタン語:Lêre、ブルトン語:Liger)は、フランスの川。長さは1,012km、流域面積は117,000km²でフランスの面積の5分の1を占める。中央高地に源を発し、大西洋に注ぐ。
ロワール渓谷の中部は、2000年にユネスコの世界遺産に登録された。
目次 |
[編集] 語源
「ロワール」という名前は、ラテン語のLigerから来ており、ガリア語(ケルト語)での川の名前「liga」の転写である。ガリア語で「liga」は「沈殿物」を意味する。この単語はフランス語でlieとなり、英語ではleesとなった(ぶどう酒などの澱を意味する)。「liga」は、インド・ヨーロッパ祖語の「横たわる」を意味する「*legh-」から来ており、この祖語は英語のlay、ledge、lawなど多くの単語の元となった。
フランス語には、川の名前を元にした形容詞ligérienがある。le climat ligérien(ロワール谷の気候)のように使われ、北フランスでもっとも心地よい気候を意味する。冬は暖かく、大陸性の気候と違って極端な気温の変化がない気候のことである。
[編集] 地理
ロワール川は、セヴェンヌ高地の北東に源を発し、ロアンヌとヌヴェールを通ってオルレアンのほうへ北方に流れる。それから西方に流れ、トゥールを通ってナントで大西洋に注ぐ。川の流れが複雑なため、しばしば深刻な洪水が起こっており、1856年、1866年、1910年のものが知られる。
西ヨーロッパの川として珍しく、自然な流れの障害となるダムや水門はたいへん少ない(1985年にロアンヌの数キロ南に造られたVillerestダムは、近年の洪水を防ぐのに主要な役割を果たしている)。その結果、ロワール川では船による旅行の人気が高い。田園風景や石灰岩の崖、童話のような城のそばを通ることができる。
[編集] 支流
- アリエ川 (en:Allier River)
- シェール川(en:Cher River)
- アンドル川(en:Indre River)
- ロワレ川(en:Loiret River)
- メーヌ川(en:Maine River)
- マイエンヌ川(en:Mayenne River)
- サルト川(en:Sarthe River)
- ロワール川 (支流)(en:Loir River)
- ヴィエンヌ川(en:Vienne River)
- エルドル川(en:Erdre)
[編集] 県と町
フランスの県のいくつかは、ロワール川にちなんだ名前を持っている。ロワール川が流れる県と町は次のとおり。
- アルデシュ県
- オート=ロワール県:ル・ピュイ=アン=ヴレ
- ロワール県:フール(en:Feurs)、ロアンヌ(en:Roanne)
- ソーヌ=エ=ロワール県:ディグワン(en:Digoin)
- アリエ県
- ニエーヴル県:ヌヴェール
- シェール県:サンセール(en:Sancerre)
- ロワレ県:ジエン(en:Gien)、オルレアン
- ロワール=エ=シェール県:ブロワ
- アンドル=エ=ロワール県:アンボワーズ(en:Amboise)、トゥール
- メーヌ=エ=ロワール県:ソミュール
- ロワール=アトランティック県:アンセニ(en:Ancenis)、ナント、サン=ナゼール(en:Saint-Nazaire)
[編集] 観光
[編集] ロワール古城
[編集] 外部リンク
- CRT - France holiday Loire Valley - 観光案内
- La Loire à Vélo - 自転車旅行