ロングアイランド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロングアイランド (Long Island) は、アメリカ東海岸、ニューヨーク州南東部の島である。面積3628 km2、人口745万人 (2000年)。東西に細長い島で、長さ190 km、最大幅37 km。途中から南北に分かれ、それぞれ、ノース・フォーク及びサウス・フォークと呼ばれている。
北はロングアイランド海峡に面し、対岸はコネティカット州。西はイースト川に面し、対岸はマンハッタン島。南と東は北西大西洋に面する。
西端はニューヨーク市に属し、クィーンズ区とブルックリン区がある。 ニューヨーク市の東側は順にナッソー郡、サフォーク郡となる。
目次 |
[編集] 産業
西端は、ニューヨーク市の郊外であり、主に住宅地として都市化が進んでいる。
島全体が低地で、気候も温暖であり、近郊農業地帯として発達している。特に、ニューヨーク市に向けた野菜の栽培がさかんである。また、ノース・フォークではワインの生産が行われており、観光スポットともなっている。
南海岸は、ファイア・アイランドなどの砂州により波から守られ、海水浴場やリゾート地として発達している。特に南岸のハンプトンズと呼ばれる地域はアメリカでも最も高級な別荘地のひとつであり、ニューヨークの富裕層の多くがこの地域に別荘を持つ。
漁業もさかんである。かつては捕鯨の拠点でもあった。
[編集] 歴史
17世紀前半、まずオランダ、ついでイギリスからの入植者が定住した。1674年、イギリスが植民地化。
1776年のアメリカ独立戦争ではロングアイランドの戦いが戦われた。
[編集] 交通
[編集] 空港
上記2つの空港はともにクイーンズにある。
[編集] 鉄道
[編集] 道路交通
ロングアイランド西部は鉄道網が発達しているが、中部以東はやはり自動車が移動手段の中心となる。
- I-495(ロングアイランド・エクスプレスウェイ) ロングアイランドを東西に貫く高速道路。交通量が多いため「世界最長の駐車場」などと揶揄されるが、日本の高速道路の渋滞に比べればそれほどでもない。
[編集] 海運
大陸側のコネティカット州にフェリーが運航されている。