ロードバクシン
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2004年11月3日園田競馬場にて、楠賞 |
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性別 | 牡 |
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毛色 | 鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1998年4月6日 |
死没 | - |
父 | サクラバクシンオー |
母 | ツイストアンドシャウト |
生産 | 高橋牧場 |
生国 | 日本(北海道門別町) |
馬主 | 中村和夫 |
調教師 | 曾和直榮(兵庫) |
競走成績 | 62戦32勝 |
獲得賞金 | 1億6978万円 |
ロードバクシンは日本の競走馬である。園田競馬場でサラブレッドが導入されて初の三冠馬、主な勝ち鞍は兵庫チャンピオンシップ、菊水賞、園田ダービーなど。兵庫チャンピオンシップを勝利した唯一の地元馬でもある。
[編集] 戦績
2000年にデビュー。2連続2着の後は着実に勝ち星を重ね、園田ジュニアカップで重賞初制覇。2000年の兵庫県競馬最優秀3歳に選ばれる。
園田ダービーを含む5連勝で臨んだ兵庫チャンピオンシップはアラブ三冠時代の楠賞全日本アラブ優駿と同様に、他地区の馬(JRA所属)に阻まれるケースが多いが、この頃はそれほど強力な馬を送り込んできていなかったことも幸いし、難関の2冠目を制した。菊水賞も制して見事三冠馬となる。
9月のダービーグランプリは5番人気に推されたが、勝ったムガムチュウから8,9秒離された大差の殿負けを喫する。初の輸送も響いたのかもしれないが、この馬は夏バテが激しく、体調が全く整っていなかった。7~9月のレースはずっと苦手のままだった。
2002年は年初の六甲盃を制し、層の薄いサラ系に早くも君臨したものの、兵庫大賞典で7歳のアラブ・サンバコールに全く歯がたたず3着。主戦の小牧太が落馬復帰明けというハンデも災いしたが、アラブとの実力差を思い知らされた一戦であった。その後、姫山菊花賞を制した後、ロードバクシンは長い間、重賞勝利から遠ざかる。2002年の三冠を故障で棒に振ったホクザンフィールドが復帰し、六甲盃、播磨賞、兵庫大賞典などで4連敗するなど、2003年は重賞未勝利に終わっている。
2004年に主戦の小牧太がJRAに移籍してからしばらくは弟の小牧毅が騎乗し、不甲斐ないレースが続いていたが、兵庫No.1の岩田康誠が騎乗するようになって成績が安定する。播磨賞以来となった姫山菊花賞では、かつての主戦であった小牧太が騎乗するカネトシパッションにアタマ差敗れたが、楠賞、園田金盃(有馬澄男騎乗)、半年の休養を挟んで2005年の兵庫大賞典を勝利。この年は楠賞、園田金盃と岩田の騎乗に起因する敗北が続き、図らずも年齢から来る反応の悪さを露呈したものの、2006年の新春賞で見事通算30勝と重賞10勝を達成した。
新春賞以来で岩田のJRA移籍後初となったオープン特別では川原正一が騎乗、以前のようなエンジンのかかりの悪さを見せて4着と敗退したが、続く兵庫大賞典ではホクザンスターダムのマークもものともせず2連覇で制している。その後3戦続けてオープン特別を使われたが、4,3,2着という不甲斐ない結果に終わった。楠賞は主戦の川原正一が同厩舎のジョイーレに騎乗するため2年ぶりに有馬澄男が騎乗。マクリ気味に上がっていくレッドペガサスについていけず完敗かと思われたが、直線に入るとジョイーレの粘りはなくハナ差先着し、重賞12勝目を挙げた。だが次の園田金盃では勝ち馬と大きく離れた5着に敗れた。しかしこの2006年、重賞3勝をあげたことが評価され、2006年兵庫県年代表馬並びに最優秀4歳以上馬に選ばれた。
2007年2月ごろに引退すると発表され、最後の重賞競走への出走となった新春賞は4着に敗れた。
引退レースは2月14日の「サンテレビ賞」で、かつての主戦・小牧太を鞍上に出走、逃げて見せ場を作るも往年の走りはなく7着となった。全レース終了後に引退式が行われた。当日は勝負服を譲った小牧毅の騎乗は無く、かつての勝負服での騎乗が期待されたが、レースでの着服は無く結局引退式のみとなった。
[編集] 血統表
ロードバクシンの血統 プリンスリーギフト系(ナスルーラ系)/Princely Gift4×5=9.38% | |||
父
サクラバクシンオー 1989 鹿毛 |
サクラユタカオー 1982 栗毛 |
*テスコボーイ Tesco Boy |
Princely Gift |
Suncourt | |||
アンジェリカ | *ネヴァービート | ||
スターハイネス | |||
サクラハゴロモ 1984 鹿毛 |
*ノーザンテースト Northern Taste |
Northern Dancer | |
Lady Victoria | |||
*クリアアンバー Clear Amber |
Ambiopoise | ||
One Clear Call | |||
母
*ツイストアンドシャウト Twist and Shout 1986 鹿毛 |
Cure the Blues 1978 鹿毛 |
Stop the Music | Hail to Reason |
Bebopper | |||
Quick Cure | Dr.Fager | ||
Speedwell | |||
Tulalanee 1975 鹿毛 |
Habitat | Sir Gaylord | |
Little Hut | |||
Limuru | Alcide | ||
Princess Cecilia F-No.14-c |
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