ヴァイオリンソナタ第10番 (ベートーヴェン)
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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第10番ト長調作品96は最終作のヴァイオリンソナタであり、後のシューマンやブラームスの作品に通じる自由な構成の作品。ベートーヴェンは壮年期までにヴァイオリンソナタ全10曲のうち9曲までを完成させており、本作は創作後期の数少ないヴァイオリン曲である。
4楽章構成。自由なソナタ形式。全体に穏やかな曲想である。献呈はルドルフ大公。
冒頭からヴァイオリンのトリルで伸びやかな展開。下属調和音をゆったりと歌い上げる。
変ホ長調。歌謡風の落ち着いた主題。
ト短調。タイを使って強調しているが、壮年期の作品とは違い激しさは影をひそめている。
ト長調。随所に休符を入れ、柔和な演出をしている。