ヴァイオリンソナタ
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ヴァイオリンソナタとは、通常ヴァイオリンとピアノの二重奏の演奏形態によるソナタを指す。ヴァイオリンのソロによるソナタは「無伴奏ヴァイオリンソナタ」と呼ばれる。ソナタの形態としては「ピアノソナタ」に次いで一般的な形態である。
古典派の時代にはヴァイオリンソナタはヴァイオリン助奏つきのピアノソナタでありピアノの比重が大きかったが、ロマン派の時代になるとヴァイオリンの比重が大きくなり、ヴァイオリンとピアノの対比と調和の妙が聴かせどころとなるようになった。ヴァイオリンは非常に華やかな音色で否応なしにピアノのそれに比べて遊離する。聴衆側にヴァイオリンが助奏でしかないと評価されるのは楽器の構造自体に理由があり合奏が難しい所以である。音響的な工夫など奏者には課題が多い。
目次 |
[編集] 代表的な作品
[編集] バロック
- J.S.バッハ 9曲(他に偽作とされているものがある)
- 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV.1001~1006
- ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ BWV.1014~1019
[編集] 古典派
- モーツァルト 45曲
- 初期の作品であるK.10~K.15は「クラフィア(チェンバロ)と任意でヴァイオリンまたはフルートかチェロのために」と指定される。ヴァイオリンがピアノの添え物でなくなるのは概ねK.296以降の10数曲に過ぎない。K.296、304(300c)、378(317d)、454、526などが比較的よく演奏される。
- ベートーヴェン 10曲
[編集] ロマン派
- シューベルト 4曲
- ソナチネ D.384~386、二重奏曲 D.574
- メンデルスゾーン 3曲
- ヘ長調(1820)、ヘ短調 Op.4(1825)、ヘ長調(1838)
- シューマン 3曲
- 第1番 Op.105、第2番ニ短調 Op.121、第3番(F.A.E.ソナタから2つの楽章を転用)
- フランク 1曲
- イ長調
- ブラームス 3曲他
- 第1番 Op.78「雨の歌」、第2番 Op.100、第3番 Op.108、スケルツォ(F.A.E.ソナタの第3楽章)
- サン=サーンス 2曲
- 第1番 Op.75、第2番 Op.102
- グリーグ 3曲
- 第1番 Op.8、第2番 Op.13、第3番 Op.45
- フォーレ 2曲
- 第1番 Op.13、第2番 Op.108
- リヒャルト・シュトラウス 1曲
- 変ホ長調 Op.16
- ルクー 1曲
- ト長調