一輪亭花咲
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一輪亭 花咲(いちりんてい はなさか)は上方落語、上方仁輪加の名跡。 初代は桂花咲として名乗っていた。
- 初代 桂花咲 - 7代目桂文治の門下で色物としての活動が多く桂鴈篤と軽口コンビで活躍した。
- 2代目 一輪亭花咲(1887年 - 1981年7月15日) - 父は浮世亭都枝と言う名の仁輪加師で自身も9歳で仁輪加師として初舞台、その後噺家になり1907年に6代目林家正楽の門で右楽。さらに右郎坊を経て2代目を桂花咲として襲名。後の1924年に落語界を離れ仁輪加師として活動するようになり旅興行となり一輪亭花咲として活動始める。噺家時代は「顔芸」の珍芸や軽口で売り物にしていた。SPレコードも桂花咲として残している。一輪亭の亭号を命名したのは一説に正岡容とも言われている。
- 3代目 一輪亭花咲 - 2代目露の五郎兵衛の仁輪加師としての名前。
- 4代目 一輪亭花咲 - 露の團四郎の仁輪加師としての名前。
[編集] 出典
- 諸芸懇話会、大阪芸能懇話会共編『古今東西落語家事典』平凡社、ISBN 458212612X