三井鉱山奈井江専用鉄道
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三井鉱山奈井江専用鉄道(みついこうざんないえせんようてつどう)は、北海道空知支庁管内奈井江町の函館本線奈井江駅から、東方の東奈井江までの10.0kmを結んでいた三井鉱山の専用鉄道で、同炭鉱の閉山に伴い昭和43年(1968年)9月30日に廃止された。同系列の三井芦別鉄道と関係が深くC11形、やかつての東海道本線の花形機8850形などが入線し石炭輸送に活躍した。また、通勤・通学客輸送の為、客車の運行も行なわれた。
[編集] 歴史
- 1947年 三井鉱山砂川鉱業所奈井江白山坑開発
- 1949年10月 奈井江駅より砂川方430m地点に三井奈井江駅開設・三井奈井江駅~白山坑駅6.4㎞間専用鉄道開通
- 1950年 8850形8864,8865号機入線
- 1950年10月 配給所裏乗降場(後に桜ヶ丘に改称)開設
- 1951年4月 白山坑駅を白山駅に改称
- 1951年12月 奈井江坑開発に伴い白山駅~東奈井江駅間3.6㎞延長
- 1952年10月 向ヶ丘駅開設
- 1967年7月 奥奈井江炭鉱奈井江坑閉山
- 1968年6月 山元貯炭搬出終了、貨物列車運行停止
- 1968年9月 専用鉄道廃止
[編集] 関連項目
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